精力剤に限らず複合サプリにはよく配合されているバイオペリン。
某精力剤の宣伝広告によると、なんと数倍もの吸収力アップが見込まれると言う^^;

そこまで言わなくても実際メガマックスウルトラにも配合されていたし。
評判は上々のようだ。

精力剤の一つの基準としてメガマックスウルトラの成分について考える ③イチョウ バイオペリン フコキサンチン カイエンなど

 

 

そこで今回はこの「バイオペリン」について調べてみたい。

バイオペリンとは

代謝を刺激して、ダイエットの効果があるだとか、血行を良くするから精力方面にも効果があるして、評判を高めているバイオペリン。
バイオペリンは黒胡椒の果実から由来する主たるアルカロイド、ピペリンの純粋形態を言う。

色々と調べてみたところ。
いろいろな効能は謳われいるものの、エビデンスがはっきりしないものが多かった。
ステマ記事が多くてなんだかなあと思った。
私の調べ方も悪いんだと思うが、「バイオペリン」で検索してもウィキにも載ってなかった。

そもそもバイオペリンというのは成分名ではなくて商品名。米国の老舗メーカー、Source Naturals(ソースナチュラル)社の特許成分。
バイオペリンが含まれている様々な商品には

Black Pepper Fruit Extract (BioPerine) Yielding 95% Piperine

と書かれていて、黒胡椒の実を抽出して、95%の濃度のピペリンが含まれているように調整したものをバイオペリンと言うようだ。

つまり、黒コショウ由来の、ピペリンが様々な効能のもとになっているということである。

そこで「胡椒」で検索してみたら様々なエビデンスが示されているものがあった。

バイオペリンのエキスはコショウ科のパイパー・ニグラムという植物から抽出されたもので。

引用元
By Tonbi ko – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=40786447

タミイ静止画1

胡椒の木って結構背が高いのね


ちなみに白胡椒と黒胡椒の違いは。

白コショウが充分に熟したコショウの実の果皮部分を除去したものを乾燥させたもの。
それに対して黒コショウは熟してない緑色の未熟果実の果皮部分を残したまま太陽光で乾燥させたもの。
その乾燥させたものを蒸留法によって液を抽出。抽出量オイルは実の容量の2%という微量なものだ。

                    黒胡椒の元

そのエキスを95%の濃度のピペリンが含まれているように調合したものをバイオペリンと呼んでいるんだね。
その効果は歴然としたもので。

①心や身体を温めてくれる保温効果。冷え性対策に有効。

②筋肉痛、関節痛を癒したり.

③また体温を上げることで免疫力をあげる。

④消化機能を高める。

⑤肝臓を強化する。

⑥血行を良くして循環機能アップする。勃起関連にも効果があり、さらには打ち身、打撲による青あざなども散らす効果もある。

伝統医学で効果がある言われているだけでなくて、実際の効果は医学的に証明されているんだ。

ピペリンの働き

有効成分のピペリンだが。これは胡椒の辛味成分である。
このピペリンには食品の栄養素の吸収を飛躍的に高める働きがある。
複雑な体内メカニズムを通じて栄養物質が長く細胞内にとどまるようにし、その効能を高めるからである。長くとどまるということはその成分が十分に活用され、代謝されてその効果を発揮するということ。

どのような仕組みでピペリンが効果を発揮するのか?

ピペリンはいくつかの酵素に働きかけて、その酵素の働きを活発にする。
それらの酵素は、栄養物質の代謝をになう腸の粘膜のアミノ酸トランスポーターを刺激して細胞から物質の除去を抑制し、それらの成分が長く体内に留まるようにする。
また栄養分が機能し続けられるよう腸の活動を緩やかにする働きもあり、その結果体内に入った栄養素がより長くとどまり、活性化できるようにする。

ピペリンはこのような細胞内滞在時間を増やす働きによって、それまですぐに体内から排出されて効果が出なかった成分の働きを十分に行わせる効果がある。
エビデンスは以下の様なものがある。このように効果がはっきりと認められているんだね。びっくり。

タミイ静止画1

胡椒にはそんなすごい働きがあったんだ。知らなかった。

 例えば黒コショウとターメリックを合わせて摂取することで、癌の炎症や感染症に対し、クルクミンが20倍もの効能アップがはかられ、生物学的有用性が向上されるということです。
ラットを使った実験によるとクルクミンのみを与えた場合は、中程度の血清濃度が4時間かけて達成されたが、クルクミンにピペリンを追加した場合は、クルクミンの血清濃度は1~2時間の間に増加した。消失半減期やクリアランス(消去)が有意に減少して最大濃度までの時間が大幅に増大し、生物学的利用率が154%増となった。

クルクミンのみを人間に与えた場合は、血清水準が、いずれも検出されないか、または非常に低かった。ピペリンの添加は、投与して後、0.25~1時間の間にはるかに高い濃度が作り出された。ピペリンで取得されたクルクミンの生物学的利用率は2000%の増加となった。

出典
「NaturalNews」
Substance in Black Pepper Increases Nutrient Absorption up to Two Thousand Percent

マリちゃん静止画1

エビデンスが示されれいると安心ね。私も胡椒がたっぷりはいったピリ辛料理が好きよ。

がっちゃん静止画1

フィリピンのはでも味が大雑把で、胡椒が入っているものは大概辛すぎるんだよね。美味しいものもあるけど。

おすすめサプリ

いやあ、なんか思ったよりもバイオペリンの効果は確実なんだなあって思った。
海外のサプリを見てみるとコエンザイムとパイオペリンとか、ターメリックとパイオペリンとか。
様々な成分の補助として使われていた。

私もパイオペリンは必須だな。
それで色々見てみてお勧めだなと思ったのは。

バイオペリンは、黒コショウの果実から由来するピペリンの純粋形態です。研究によると、バイオペリンは栄養吸収を促進するとされています。これは、バイオペリンと腸管の表面との相互作用によるものです。バイオペリンは、消化管への嫌な刺激は与えません。

ご使用の目安
一番効果を出すには、食事の30分~60分前に1タブレットをビタミン剤と一緒に服用してください。1日に2タブレット以上服用しないでください。

Calcium カルシウム 28 mg 3%
Black Pepper Fruit Extract (BioPerine) Yielding 95% Piperine バイオペリン 10 mg

¥746 一日あたりのコスパ ¥746÷120=6円強。
かなり安い。

様々な精力剤に入っている理由がわかった。

栄養というのはどれだけたくさん摂取しても体内で吸収されて活用されなければ意味がない。
バイオペリンは特に、アミノ酸、水溶性ビタミンや脂溶性ビタミン、ミネラルなどの吸収率を高める。
また胡椒は食欲を増加させる効果があるのは周知だけど、それだけでなくて消化酵素を刺激してくれるので、痩せる効果もあるという。

精力剤の成分の吸収を良くしてくれるからもちろんあっちの方面の効果も期待できる。

いやあ勉強になった。

マリちゃん静止画1

良かったね、これを飲んでまたあっちの方も元気になってね。

追記2018-04-19

昔からカレーにはターメリックと胡椒が組み合わされてきたが、これは意味があることだった。
ターメリックの有効成分クルクミンは吸収されにくく、故障の成分が加わることで吸収を良くしていた。
クルクミン(その他吸収力の悪いもの)の薬効を発揮させるためにも胡椒の成分は重要である。

クルクミンはアルツハイマーにも効果あり 大量摂取は危険だが少量でスマドラ・神経系疾患にもターメリックが効く訳