今回は有名精力剤成分マカについて調べてみたい。

マカって有名だよね

でも実はわたしはマカが全く効果がなかったていう実感しかない。EDのときだったからしょうがないのかもしれないけど。
ということで。私はマカには不信感があるので厳しく調べていくことにする。
マカについて
マカはインカ帝国時代から貴重な作物として認められ、栽培されてきたアブラナ科の多年生植物。
根の部分がハーブとして使われてきた。
ホルモンの合成に関わる成分があることで、更年期障害やストレスからくる若年性更年期障害に対し行われるホルモン補充療法のひとつとして使われ、また当然下半身関係の効果も期待された。
日本には1990年に大阪で開催された『国際花と緑の博覧会』でペルー政府が紹介したのが初めてで、その後日本でも精力剤の成分などに使われるようになって普及した。
現在マカは、原産国であるペルー政府の貴重な外貨獲得資源となっている。当然マカそのものをペルー国外に持ち出すことは法律で禁止されているが、中国人がやって来てマカを国外に持ち出す違法行為が頻発しているとのこと。相変わらずというか。シナ人はとんでもないことをやらかしているんだそうな。
ほんとパクリと侵略を推し進めている支那人はある意味世界の病原菌だと思うわ。高品質のマカを守るためにもこういう情報は拡散していきたい。
ウーマンコムで翻訳をしてくださっている動画(スペイン語なので)。クリックすると翻訳記事をご覧いただける。地味なサイトだけど、情報が適切なので、私は一押し。
マカの成分
まず成分なんだが。
以下、一般的なマカ粉末100gあたりの主要な栄養成分の分析結果を示す。
ウィキからの転載。
分析項目 | |
---|---|
カルシウム | 586mg |
鉄 | 11.5mg |
タンパク質 | 11.3g |
亜鉛 | 7.93mg |
アミノ酸 | |
アラニン | 0.39g |
アルギニン | 0.61g |
アスパラギン酸 | 0.67g |
グルタミン酸 | 0.73g |
グリシン | 0.35g |
ヒスチジン | 0.19g |
イソロイシン | 0.28g |
ロイシン | 0.45g |
リジン | 0.31g |
メチオニン | 0.11g |
フェニルアラニン | 0.29g |
プロリン | 2.49g |
セリン | 0.33g |
トレオニン | 0.33g |
チロシン | 0.20g |
バリン | 0.39g |
日本食品分析センター調べ
こうやって見てみると実に成分のバランスが良い。栄養補給にはバッチリだとわかる。厳しい自然環境の中で生活しているアンデスの人たちが生活の糧にしたのも尤もだと思う。
2000年前からすでに栽培されていて、1000年単位で人体実験が行われ、その効果が確かめられてきたわけだからマカは統計的にみても安全で効果がある食品であることは間違いない。
現在は科学的にその効果の原因について研究されていて、その薬理的効果の源が少しづつ明らかにされてきている。
今回はでもそれぞれの成分についての詳細は省いて、マカ独特の薬理的効果が期待されている成分について考えてみたい。
マカの効果を期待されているベンジルグルコシノレート
ウィキに載っている成分表の中にはマカの薬効成分の中心であり、成長ホルモンの分泌をうながすと考えられているベンジルグルコシノレートが入っていない。
以前はマカのグルコシノレートは日本食品分析センターでは分析できなかったからそのせいかもしれない。
2013年以降からできるようになったそうだ。
それまではマカのベンジルグルコシノレートの含有量の正確な測定方法は未だ確立されていなかったので、大手製薬会社でもマカの成分表示は怪しいと言われていた。
それが日本食品分析センターのような第三者機関での分析が可能ということになれば信頼性は増すと思う。
さてそのグルコシノレートだが。
自然の植物の中に132種類が知られているグルコシノレート類はカラシナやキャベツ、ワサビなどの辛味をもつアブラナ目の多くに含まれ、カラシ油配糖体ともいわれる。
マカにはその中のベンジルグルコシノレートが含まれていて、生理作用に関して、ホルモンの合成に関与刷るなどの薬理効果が期待されている。。
このサイトの主目的である勃起関連=男性の性機能の改善はもとより女性では不妊改善、妊娠促進、月経サイクルを正常化させるなどホルモンを調節する作用がある。
また成長ホルモンの分泌を促進させるのではないかと言われている。
実際グルコシノレートを中心に抽出したマカエキスはマカの粉末などよりははるかに効果があることがはっきりしている。
その抽出物にはベンジルグルコシノレート以外のグルコシノレートも入っているし、また様々な成分も含まれている。
なので、ベンジルグルコシノレートだけが効果を発揮するのか、それとも他の成分も関わっているのかはわかっていない。
マカはまだまだ未知の成分なんである。
説明の嘘と成分表示には要注意
ちなみにこの抽出物という意味だがマカの粉末を溶かして、その溶け出したものをいう。
それらマカエキス末は、ベンジルグルコシノレートを主に抽出する20:1の抽出マカエキス末を使用している。
20:1という意味は例えば2kgのマカを溶液に溶かしたときに100g溶け出したということ。溶けない残りの部分を捨てて100gの抽出物がとれたということだ。
何を溶け出させるかということについては様々な工夫があるんだと思うが、このようにして抽出されたマカ錠剤は粉末でできた錠剤よりもベンジルグルコシノレートの含有量は4倍程度になる。それと天然マカそのものと違うのはグルコシノレートの含有量がほぼ一定のエキスを製造することが出来るということ。
例えば私がおすすめのiherb で販売されていたマカなんだが、抽出マカエキスが入っている。
Source Naturals, マカ、60錠
838円。
成分など
1回当たり摂取量: 3タブレット | |
1製品あたりの使用回数: 20 | |
カルシウム | 32 mg |
マカ根抽出物(Lepidium meyenii) 0.6%グルコシノレートに標準化 4.5 mgのグルコシノレート |
750 mg |
マカは精力剤の成分としては安価なものだけど、抽出されたものはそれなりに高い。
一日のコスパは42円弱である。
抽出エキスは成分量を測定できるのでこのような表記がある。
またこれを見ると、グルコシノレートの一日の総量が4,5mgだとするとベンジルグルコシノレートはもっと、遥かに少ない量だとわかる。
こんなもんで本当に効くのか?と心配になる。が、まあ分かるだけでもよしとする。
しかしマカの粉末はマカの生育条件や天日干しの際の気候条件などが違うんで、グルコシノレートの含有量はその都度違ってくるので成分量を規格化できない。
だからマカの粉末で一般的な成分量表示をすることはできない。していたらそれは詐欺ってことになる。
この知識を知ってるだけで、偽装表示を見破ることができる。
嘘ばかりのなんちゃってマカショップに注意
どことは言わないがこれから俎上に載せるこのショップ。かなり有名である。
でもひどいよね。嘘だらけ。ただし知識がないとわからない。素人がころりと騙させるような説明が書いてある。
山ほどおかしいことがあるけど、今書いているところでの嘘というとこんなところだ。
明確な嘘なので必見!

どんなことしてるの?
抽出していない生の粉末なのに
100%、無濃縮のマカ粉末を使用しています。
濃縮したマカエキス末とは違い、マカが本来持つ多様な栄養成分をそのまま摂取できます。私共は濃縮マカを使用する予定は一切、ありません。
ベンジルグルコシノレートの成分量を表示してる。しかも13mgとかいうあり得ない量
一日8粒(2000mg)の摂取の場合、ベンジルグルコシノレート約13.0mgを含有します。 マカはベンジルグルコシノレートが含有することで注目を集めました。同値を明示した商品は極めて少数です。
だから無濃縮の粉末マカではベンジルゲルコシノレートの含有量はわからないんだってば!!
嘘も嘘。大嘘。しれっと「同値を明示した商品は極めて少数です。」などと書いている。明示出来るはずないだろ!とんでもない商品だ。
先ほど紹介をしたマカ抽出エキスSource Naturals, マカ、60錠でさえ。
これは3錠で750 mgだが、仮にその抽出エキスが2000mgあったとしても。
グルコシノレートだけでさえ12mgである。
そレよりもはるかに少ないベンジルグルコシノレートが生のマカ粉末の中に13mgあるなどという、そんな数値がいかに嘘っぱちなのかがわかるだろう。
その他にも山ほどおかしいことがあるが、詳しくはマカ薬効植物普及会 のサイトをおすすめする。
色々特別なことがあるように見せかけているが、上記サイトでことごとく論破されている。
それで。
私が以前買ったマカサプリも同じような仕掛けだったってことに今気づいただよ(T_T)

だまされてたんだあ、ガッチャン脇が甘いね!

ホント偉そうなこと書ける立場じゃないわね

思い出しちまった。
そういえばほぼ同じコンセプトで、農家と直接契約して栽培しましただの、製造法が特別ですだの、と能書きが書いてあった。
でも農家と契約してたのはその会社が購入した輸入元の会社だったんだ。
サプリのことを勉強してからわかったんだが、国産サプリの場合は、幾つもの会社が、少数の、同じ輸入元から仕入れて錠剤の形にして、さもオリジナルですよ、って顔をして売ってるんだよね。
効かないわけだよ、そりゃあ。あ、効かないっていう意味は私がその時期待したのは勃起力の回復ということ。
バランスの取れた栄養を摂取するということだったらば目的は果たしたんだと思う。
だがそれだったらもっと安いサプリで十分だったんだ。
それでその高額嘘つき国産マカサプリと同じ成分のものを輸入サプリと比較してみた。
某「超こだわってます」と嘘をついてるサプリは一日2000mg摂取で月額約3000円(ちとぼかしておく)。
定期購読でそれが一番安い。
一日のコスパだが、3000円÷30日=100円。
100円というコスパでどれぐらい優良な成分を買うことがができたのか・・・・・と思うとへたれてしまう。
精力剤成分としては本来格安のマカがこの値段である。仕入れで買うと1kgで5000円しないらしい。
2g×30日=60g
今は錠剤にしてくれる会社があるけど、それらの経費や利益を載せても1kgあたり5000円もあればできる。マカは安いんだよなー。
仮に多く見積もって1kg10000円のコストがかかったとして。
10,000円÷(10000g÷60)=63円弱。
パッケージとか、販売する手間と経費はかかるにしろ、63円のものが3000円に化けるわけである。
販売会社によって1000円だったり3000円だったりするのも当然だよなって思う。
くどいけど、繰り返す。
宣伝文句はあれこれあれど。
違う商品に見せかけてるけど同じ商品なんだぞーーーーーーーーー!!
次に同じ内容の輸入サプリで比較してみる。
成分など
1カプセルで
マカ(Lepidium meyenii)(根) | 500 mg |
某詐欺サプリに合わせるために一日20,000mg摂取することにすると一日4錠。
一日のコスパ
1,746円÷250×4=28円弱である。一日72円の差。
100÷28=3.6倍のもの高コストである。みなさんそれでも某有名サプリを買いますか?
ただマカが安いのは次第にわかられてきてるので最近は複合商品にしてわけがわからないようにして売るのが流行っている。
これらについてはまた別記事で書いてみたい。
まさに知は力なり!
上記マカサプリ以外でのおすすめはこちら
¥786 60錠
マカエキス4:1(Lepidium meyenii)(塊茎) | 500 mg |
一日のコスパ786÷60=13円
抽出エキスなんで有効成分も多くはいってるのと、他サイトを色々みたらこのサイトのNatrol, マカ、500mg、60カプセルだけ特別安かった。
何しろただのマカ粉末よりも安い。2000mg摂取しても52円。Now Foods, マカ、500 mg、250ベジキャップよりも20円以上安い。
某嘘つきサプリとなれば歴然としたもので、よりレベルの高い成分が配合されているのにその半額である。
値段は変動してるので、記事を書いている時点ではということだけど。・・・・おすすめしておく。
続きは別記事で。
追記2018/02
今記事ではマカの精力剤としての評価は低かったが。
その後いろいろ調べていったところ。
長期服用で精力剤としての効果が見込めるという研究文献を多数見つけた。
なのでおすすめのサプリということにしておく。
以下は
このサイトの記事を英訳したものであるが、そこにも効果があると書かれていた。
このサイトは非常に信頼できるものなので。
個人における効果にはばらつきがあるとは思うが。エビデンスとしては間違いがないと思う。
時間とお金を溝に捨てる無駄な精力剤サプリメントを購入しないためのExamine.comの教え 効果の殆どは誇大広告という事実