今回は前記事のある意味続き。
生物の多くのものには寿命がある。
しかし寿命が無い(寿命が遺伝子中にプログラムとして組み込まれていない)ものもある。

だからといってその生物が永遠に生き続けることは出来ないようだ。
寿命がないものの多くは捕食されたりして強制的に外部から命を奪われてしまう。

前記事ではロブスターは理論的に不死であるという説が拡散されていたので深掘りしてみたが。
調べた結果何処かで脱皮するためのエネルギーが尽きてしまうので、不死ではない。

Don’t Listen to the Buzz: Lobsters Aren’t Actually Immortal
(流言飛語に耳を傾けないで:ロブスターは実際に不滅ではありません)

どうやらエビラは映画の中にしか存在しないようである。

ただしロブスターの場合、生命の回数券とも言われている寿命を司るテロメア。
これが減っていかないようにするテロメラーゼが非常に活発に働いていて、それが老化を抑制しているという。
テロメアが存在するということは寿命はあるにしろ、もし様々な条件が整えば百年以上は生きることが可能なようだ。

タミイ静止画1

ガッちゃんはテロメアのこと詳しく知っているの?


がっちゃん静止画1

実はまったく知らない。だからこれから調べていきたい。

なぜ寿命がない生物が存在するのか?”ロブスターには理論的には永遠の生命を持ち血成長し続けるのにエビラが出現しないのはなぜ?

 

前回調べたときにロブスターにおけるテメローゼの働きについての研究レポートについては前記事で紹介したものがあって。
このレポートでテロメラーゼという物質がs苦なくてもロブスターにおいては寿命を伸ばし、若返りを助ける鍵であることを知った。

詳しくは原文を当たっていただきたい。英語だけど。科学的な記述なので、翻訳ソフトで翻訳したものでもまあまあ読める。
村上春樹のとんでも超日本語よりもまし?なような気がしないでもない。

Longevity of lobsters is linked to ubiquitous telomerase expression

(ロブスターの長寿はユビキタステロメラーゼ発現に関連している)

この研究ではロブスターのテロメラーゼ発現によってどのような効果があるのかを研究したものだ。
そしてテロメラーゼ活性化は、細胞モデルまたは胚生存段階だけでなく成人多細胞生物においても、長期細胞増殖能力を維持し、老化を防止するために必要なシステムである、と結論づけている。

ということで、テロメラーゼってひょっとして不死の成分?と期待が高まる。

画像はロブスター星雲と呼ばれることもあるオメガ星雲。確かにロブスターにも見える(^^ゞ

テロメアとはなにか?

今記事はテメローゼが活発に働かせるとテロメアという寿命を司る部分が減らないようにでき。
ロブスターは老化を抑制できるんだというLongevity of lobsters is linked to ubiquitous telomerase expression(ロブスターの長寿はユビキタステロメラーゼ発現に関連している)という研究レポートから敷衍して。

じゃあ人間の寿命を伸ばすのにはテロメラーゼが活発化させれば良いのか?それを活性させるための方法はあるのか?ということについて調べてみようかなと思っている。

まずは寿命を司っていると言われるテロメアから調べていこう。

テロメア (telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ。telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語である。末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される(ウィキ)

ということなんだが。なんで端っこ伸び便がそんなに重要なんだろう?

パブリックドメインのウィキの図を拝借して並べてみた。
図のほうがやっぱりわかりやすいはず(^^ゞ

 

テロメアは特徴的な繰り返し配列をもつDNAと、様々なタンパク質からなる構造である。DNAは5’末端から3’末端に向かって複製される。したがって、鋳型DNAの片方はDNA二重鎖がほどけると同時に複製されるが、もう片方は何度もDNAポリメラーゼ(DNAを複製)が働くこととなり、どうしても複製できない部分が残ってしまう。それをおぎなうために無意味な繰り返し配列=テロメアがあるのである。(ウィキ)

文章がとてもにわかりづらい。テメロアもそうだが遺伝子複製についてもウィキの文章が非常にわかりにくい。

 

いまいちしっくりこなかったんでGIF にしてみた。

 

てメロアはDNAを保護するもののようだ。
でもどうやって保護するんだろう?
ウィキの説明でもわからないことはないが、詳しい説明動画を探してみた。そんな中でも講師の方の説明がとっても分かりやすかったので以下を引用。

 

詳しいことは動画をご覧頂く方がいいと思うが。これを観てテロメアについて説明する前にDNA複製について理解を確実にしておいたほうが良いと思った。

DNA複製

最初にDNA複製のエネルギー源がまず作られて、それを動原体と言う。
それで染色体が分裂し始める。

細胞分裂の様子

引用元

DNA複製の際には必ずプライマーというものが最初に結合することが必要。
プライマー というのはDNAポリメラーゼが DNA を合成する際の必要とされる核酸の断片のこと。
それが始まりで、そこにDNAポリメラーゼという、DNA複製やDNA修復において中核的な役割を担う酵素が取り付く。
Gifで見るように二重らせんがほどけるとDNAポリメラーゼ(黄色いもの)が取り付いてDNAを複製していく。

 

引用元

もっとわかりやすい動画はないかと探してみた。
英語なんで申し訳ないんだが、DNA複製を詳しくアニメーション化した動画を載せておきたい。
映像を見るだけでも実際の遺伝子複製がどのように行われているのかがわかると思う。
動画に出てくる英語の意味を書いておいたので少しでも役に立てたら嬉しい。

helicase;ヘリケースは核酸のリン酸エステル骨格に沿って動きながら絡み合う核酸をほどく酵素の総称である。すべての生物に必須であると考えられる。DNAの2本鎖をほどくものを特にDNAヘリカーゼ、RNAの二次構造をほどくものをRNAヘリカーゼいう。日本語動画で動原体と言っているものの一部だと思う。

single-strrand binding protein一本鎖結合タンパク質 複製途中に1本になってしまったDNAは脆弱なのでそれを守る働きをする。修復するためにDNAをほどいたときにも活躍する。

PrimerDNA複製時の起点となる短鎖RNA またはDNA。具体的な長さは、一般的におおよそ18-22塩基程度。

DNA polymerase1本鎖の核酸を鋳型として、それに相補的な塩基配列を持つ DNA 鎖を合成する酵素

nucleotide replacement enzymeヌクレオチド置換酵素RNAプライマーを取り除き、DNAへ置き換える酵素

DNA ligaseDNAリガーゼ DNA鎖の末端同士をリン酸ジエステル結合でつなぐ酵素

アップしておいた動画が削除されてしまった。
非常に残念。
著作権を侵害しているということなんで、もとの動画があるんじゃないかと思って探したがまだ探しきれていないので取り敢えず別の動画を貼っておく(^^ゞ

 

DNA複製については以下の記事も非常にわかりやすいので是非参考にしていただきたい。
国立遺伝研究所のサイトから複製の流れという記事である。
図解してあって私でも理解が出来た。

テメロアが短くなるわけ

こうやってDNA複製は行われるわけだが。

タミイ静止画1

自分で説明しないの?


がっちゃん静止画1

いや先程の英語動画をみたら、それ以上私が説明する余地はない

 

がっちゃん静止画1

我々は急がねばならぬ!”!

タミイ静止画1

どこが?

DNA複製について理解をしたとして・・・・・・・

でも問題が一つある。それは複製は完全じゃないってこと。

最後にできたプライマーの部分は情報が読み取れないのでDNAポリメラーゼではその部分のDNAを複製出来ない。

そのため最後のプライマーは複製できなくても問題がない部分つまり捨てられてもいいやという部分にくっつく。この切り捨てられても言いやっていう部分がテロメアである。Sample Content

テロメアが寿命を司ると聞くと、どんなに大切なものと思ってしまうが・・・・実は捨て駒だった。

そんなわけで、何度も分裂を繰り返すうちにテメロアが次第に減っていく。
するとコピーされなくても問題がない部分がなくなり、ついにはどうしても必要な遺伝子情報の上にプライマーが乗っかってしまう。
そうなると重要な遺伝子情報が読み取られないということになる。
読み取られない部分を持った染色体は異常が起き、染色体同士がくっついたりする。

そのためテロメアが短くなりすぎると、異常が起きる前に細胞分裂が起きないように仕組まれているんだという。
細胞分裂が起きなくなれば新しい細胞は作られなくなるので。
たとえば肌のコラーゲンが作られなくなれば肌はたるみ・シワができる。と言うような老化現象が起き、ついには死に至る。

これを末端複製問題と言うんだそうだ。
動画を張り付けておくので詳しくはこちらをご覧いただきたい。

 

テロメアについてはだいたいわかったことにして次に行きたい(^^ゞ

タミイ静止画1

自分で説明しないの?


がっちゃん静止画1

いや上記動画を見れば、それ以上私が説明する余地はない

 

がっちゃん静止画1

我々は急がねばならぬ!”!

タミイ静止画1

どこが?あ、コレって東海林さだおの真似でしょ

ショージ君の漫画文学全集110選 単行本 – 2004/9/14

 

 

東海林さだおは天才だったな!

テロメラーゼの働きについて

それではテメロアの長さを元の戻すと言われるテロメラーゼについて見ていきたい。

テロメラーゼ (英: telomerase) は、真核生物の染色体末端(テロメア)の特異的反復配列を伸長させる酵素。テロメア伸長のテンプレート(鋳型)となるRNA構成要素と逆転写酵素活性を持つ触媒サブユニットおよびその他の制御サブユニットによって構成されている

酵素によりテロメアが伸長されることは、1973年にアレクセイ・オロヴニコフ (Alexey Olovnikov) によって最初に予測された[9]。彼はまた細胞老化に関するテロメア仮説およびガンとテロメアの関連について示唆を行った。

1985年にカリフォルニア大学のキャロル・W・グライダーとエリザベス・H・ブラックバーンは、テトラヒメナからこの酵素を単離したことを公表した。グライダーとブラックバーンはジャック・W・ショスタクと共に、テロメアとテロメラーゼに関する一連の研究で、2009年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。(ウィキ)

テロメラーゼの研究でノーベル賞を受賞しているんだね。知らなかった(^^ゞ
テロメラーゼがテロメラを伸ばす仕組みは以下の通り。

 

 

テロメラーゼによるテロメア配列付加の模式図:上)ヒトのテロメラーゼは染色体末端DNAの 3’側に6塩基配列 TTAGGGを付加する。下)付加された配列をテンプレート(鋳型)としてDNAポリメラーゼが相補鎖を合成する。
引用元
By Boumphreyfr – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7392442

 

ヒトのテロメラーゼは、TERT、TERC、ジスケリン (dyskerin) 、TEP1などのサブユニットによって構成されており、それらは異なる染色体上の遺伝子座にコードされている。TERT翻訳産物(タンパク質)は、非翻訳RNAであるTERCと一緒に折りたたまれる。TERTは一本鎖テロメア反復配列を付加できるように染色体の周囲を覆う二股の構造をとる。TERTとテロメアの鋳型を含むTERCは隣接している。ヒトTERCでは鋳型配列領域は 3′-CAAUCCCAAUC-5’であり、これを元にTERTはテロメアの3’側へ塩基を付加する(脊椎動物では6塩基配列5′-TTAGGG-3′(GGTTAG)を付加するが、他の生物では別の配列)。テロメラーゼは、この塩基付加を繰り返し、染色体のテロメアの伸長を行う

ウィキから辿って見つけたパブリックドメインの上記の図はとても良く出来ていて、テロメラーゼがどんなふうにしてテロメアを伸ばしていくのか、視覚的にわかるようになっっててうれしかった。
それとの説明で十分なような気もするが。

タミイみたいなレベルだとなにがなんだかわからないんで。
動画を探してみた。

タミイ静止画1

失礼ね、わたしが馬鹿だって言うの?でも正直ウィキの引用文はわたしにはとても日本語には見えないわ

 

さて、こんなに素晴らしそうなテロメラーゼ。

テロメラーゼが発現すると不死化が進む。しかし人間の場合残念なことにこのテロメラーゼは一部細胞以外活性化されない。

植物においては調べられたほとんどの体細胞でテロメラーゼ活性があり、このことが株分けなど栄養生殖でほぼ無限に増殖できる不死性を持つ一因になっていると考えられている。ヒトでは生殖細胞・幹細胞以外での活性がほとんど見られないが、同じ脊椎動物でも魚類・マウス・チンパンジーでは体細胞でのテロメラーゼ活性が観察されている。(ウィキ)

じゃあこれを活性化させれば人間は不死性を持つかというと。確かに不死になるが。
テロメラーゼが活性化されている代表的なものは人の癌細胞。癌細胞が死なないのはテロメラーゼのせいなんである。
実際マウスによる実験ではテロメラーゼを外部から注入するとテロメラは伸長しよい効果も得られたが、が、同時に癌細胞も増える。

ヒトのガン組織の多くではテロメラーゼが大量に存在しており、ガン細胞の不死化の原因の一つと考えられている(一部のガン組織はテロメラーゼ陰性。また、生殖細胞は個体を超えて世代を継続させる一種の不死性を持つが、テロメラーゼが恒常的に発現していることがその一因となっている。(ウィキ)

と、残念ながらテロメラーゼを増やすことについては慎重を期す必要が有ることがいまはわかっている。

ということでテロメラとテロメラーゼについて取り敢えず簡単にまとめてみた。
まとめたというか、「他人の褌で相撲を取る」(他人のものを利用して、 ちゃっかり自分の目的に役立てる)という形にしかなっていないけど。
たったこれだけ書くのにものすごい時間がかかった。
数十年ぶりに勉強をし直した、ってことなんだけど。
歩みの鈍さは亀並みなんではずかしいが、ふむふむそうだったのか、とあたらしい知識を吸収できて楽しかった。

タミイ静止画1

馬鹿丸出し

がっちゃん静止画1

このレベルの記事しか書けなくても疲れた。マラソンはトップでゴールするよりも再開のほうが疲れる、と言われているそ言うだが。まさにそんな感じ。

気分転換。

グズでのろまな亀といえばスチュワーデス物語。わたしと同年代の堀ちえみ主演。
あれはほんとはずかしいドラマだった。ちと頭がそっちに行ったんで、中でも恥ずかしさが半端ない動画を貼り付けておく。
皆さん、もしご覧になれば鳥肌が立つかも。
ゾンビがただ盆踊りを踊っているだけ!という。史上最低のB級映画として名高い「死霊の盆踊り」よりも恥ずかしさに震えること確実(^^ゞ
風間杜夫も恥ずかしそうに顔をひきつらせて歌っている・・・・・・・(・。・;

「死靈の盆踊り」もいじくり回されてたな。
こっちも貼り付けておくか。

 

話を戻して。
いつも引用しているウィキなんかだ今回はあまりにもわかりにくいので、動画やGifを多用してみた。
普通は動画よりも文字のほうが短時間で情報を伝える量が多いんだが。
DNA複製とか、テロメア伸長とか、アニメーションで見たほうが遥かにわかりやすいので、動画中心になってしまった。
このレベルは高校生が普通に勉強して理解していることだとは思うが。私が高校生の時にはテロメアとかテロメラーゼなんてのは出てこなかった。
しかもアルコールに蝕まれた現在の私の頭では理解するのが大変。

タミイ静止画1

初心者には難しい内容よね、私も動画を見てへーそうなんだって思うレベル。無知なガッちゃんは生化学なんてまったく知らないんでしょ、

がっちゃん静止画1

大学受験のときに既に挫折してる。生物はほぼ暗記でしのいだ。でも中学理科でさえ理解していないタミイよりは知識があると思うからお前にはけなされたくない。

癌にならずにテロメラを伸ばす方法

今回色々と観ていくなかで。テロメアが命の回数券などと呼ばれたためか、それを引き伸ばすテロメラーゼが不死の成分である、と言った宣伝がいたるところで見られた。
寿命を数百年伸ばすサプリとか。誇大広告が早くも出始めているようだ。

しかし。テロメラーゼの研究でノーベル賞を受賞したエリザベス・ブラックバーンらの著書を見ると。
確かにテロメアが寿命のカギを握るものであることは確かだ。
また当初彼らはテロメラーゼが不死の薬として画期的なものになるのではないかという期待をしたようだ。

だがテロメラーゼを注入すると癌が発生することが解り。
単純にテロメラーゼを体内で増加させることは良くないという結論になってしまった。

でもテロメラの研究が進んだ結果。

健康に関するバラバラだった知識をテロメラを中心に据えることで統一的に整理する事ができるようになった。

コレってすごいよね。

つまりテロメアは勿論減りもするが、延びることもあるということ。
だからテロメラーゼを発現させテロメアが伸びるようなことをすることが若さを保ち、いつまでも健康でいられるためにすべきことだ、という非常に科学的客観的基準ができたんである。

ただし私が衝撃的だったのは。
テロメアを伸ばす=寿命を伸ばすためにすべき事というの今までよく言われているありきたりな健康法を実践することだということがわかった。
なので何だこんなことかと思う人もいたようだが。
私はあたかも推理小説のどんでん返しを見るような思いがした。

健康によいことをしているかどうかが客観的に測れるってすごくね?

以下がそれについて書かれている本である。
面白いかといわれればどうかなと思うが。とても大切なことが書かれていると私は思う。

内容紹介
ノーベル賞学者が直伝! アンチエイジングの新常識

「テロメア」とは染色体の先端部分を指し、寿命を司り、加齢とともに短くなることがわかっている。しかし最新の科学によれば、生活習慣しだいでテロメアを伸ばし、健康寿命を延ばすことができるという! テロメアでノーベル医学生理学賞を受賞した著者自らがその仕組みを解説するとともに、健康長寿に効く運動、食事、睡眠、ストレス対処法を伝授。テロメアの自己診断テストや今日からできる実践プログラム付き。世界20か国で続々刊行の大注目書!

⦿海外レビュー

著者らが発見したのは、テロメアが遺伝子の指示をただ実行するわけではないことだ。テロメアはあなたが発した指示を吸収する。あなたがストレスを感じているか、リラックスしているか、悲しんでいるか、幸せかにテロメアは反応し、それが脳の状態や気分、老化の速度などに影響をおよぼす。つまり老化のあり方は、いちばんおおもとの細胞レベルから変えることができるのだ。本書はここ10年に刊行された生物学の本の中で、もっとも興奮させられた1冊だ。

―――エリック・カンデル(ノーベル医学生理学賞受賞、『記憶のしくみ』著者)

健康については、社会的要因や心理面を強調する人もいれば、食事や運動によるアプローチを重視する人もいる。だが、これらの要因は健康や長寿にどのように結びつき、生物学的にはどう一貫した説明ができるのだろうか? 著者たちが本書で鮮やかに示したように、テロメアの長さこそがその統一的なしくみを教えてくれる。

―――マイケル・マーモット(世界医師会会長)

ブラックバーンとエペルの“ドリームチーム”が、大量の複雑な科学データを非常に読みやすく、すべての人に役立つ“ハウツー・マニュアル”に落とし込んでくれた。本書は健康を改善したい私たち全員への素晴らしい贈り物だ。

―――リタ・エフロス(カリフォルニア大学ロサンゼルス校デヴィッド・ゲフィン医科大学院教授)

原著の内容説明は以下(グーグル翻訳)

特定の生活習慣や心理的習慣がどのようにテロメアを保護し、病気を遅らせ、人生を改善するかについて独自の研究を行った健康心理学者、および老化過程でテロメラーゼとテロメアの役割を発見したノーベル賞受賞者の共著のニューヨークタイムズベストセラー本。

なぜ60歳の若者が40歳のように見える、そして感じるのか、そして40歳の若者が60歳のように見えて感じるのはなぜですか?エリザベス・ブラックバーン博士は、多くの要因が老化や病気の原因となっていますが、テロメラーゼと呼ばれる生物学的指標を発見しました。テロメラーゼはテロメアを補充し、遺伝的遺産を保護します。 Blackburn博士とElissa Epel博士の研究は、テロメアの長さと健康が、長期に仮定された心身のつながりの生物学的根拠であることを示しています。彼らや他の科学者たちは、日々の習慣に加えることができる変化が、テロメアを保護し、健康を持続させることができることを発見しました。
TELEMERE EFFECTは、睡眠の質、運動、食事の側面、さらには特定の化学物質までがテロメアに深く影響すること、そして慢性的なストレス、否定的な思考、緊張した関係など、BlackburnとEpelの調査結果がどのように世界中の同僚の研究、間違った地域でさえそれらを食べることができます。
この科学的知識体系を基にして、彼らは食品のリストを共有し、テロメアにとって健康な量と種類の運動、ストレスから身を守るための心のテクニック、短いテロメア、妊娠から思春期まで。そして、彼らは、信頼レベル、緑地、安全な街並みを特徴とする地域と、コミュニティレベルでの健康状態をどのように改善できるかを記述しています。
TELOMERE EFFECTはあなたの人生を日常的にどのように再評価するかを示します。これは、私たちが細胞レベルで年齢をどのようにしているのか、そして染色体と細胞を健康に保つために簡単な変更を加える方法を説明し、私たちが無病で長く滞在し、より重要で有意義な生活を送ることを説明する最初の本です。

手を加えていないんでおかしな日本語になっているが意味はとれると思う。

断食も健康になる効果なんかないと言われ続け、貶められてきた。
医者に断食の話なんかしようもんなら健康に悪いよ、と断言された。
しかし今ではノーベル賞を受賞した大隅教授のオートファジー理論が科学的なバックボーンとなって断食の効果が認められる様になった。

ノーベル賞受賞のオートファジー理論が断食の効果を証明した!無料でできる最強健康法とは

これと同じように今まで健康によいとされてきたさまざまなこと。
運動、睡眠、瞑想、また新鮮な野菜や魚を多く摂り、前向きな精神状態で誠実に生きることなどがテロメアを引き伸ばすことがわかってきた。
長寿の秘訣はこれら当たり前の健康法の実践にあるということがテロメアの研究を通じて明らかになったということだ。
改めて再評価されたということだ。

タミイ静止画1

同じこと繰り返してるわね

がっちゃん静止画1

反復法で強調する手法(^^ゞ

何回も言うけど。本当にすごい。
今後テロメアが伸びたかどうかで健康法のランクも決まっていくなんてことが起きると思う。

テロメラーゼのサプリは効果があるのか?

私、この記事を書く前にテロメラーゼを多く分泌させるためにはどんなサプリを摂取すれば良いんだろうと、思っ手調べてみた。
すると。

テロメアをのbすとされている成分はいわゆるアダプトゲンや総認定されていなくても伝統医学で効果があると言われている成分であった。
私には意外なことだったんで、なんで?と疑問に思った。

でもいまここに来て疑問は解消した。
睡眠の質、運動、食事の側面、さらには特定の化学物質までがテロメアに深く影響すること、そして慢性的なストレス、否定的な思考、緊張した関係などがテロメアを短くする、するというj事を理解したからだ。

アダプトゲンとは、トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブである。どのアダプトゲンも抗酸化物質を含んでいるが、抗酸化物質がすべてアダプトゲンであるというわけでもなく、抗酸化作用がアダプトゲンの第一の作用であるとも言い難い。

アダプトゲンに関する認識は数千年前の古代インドや古代中国までさかのぼるが、本格的な科学的研究が始まったのは1940年代後半になってからである。1947年、Nikolai Lazarev 博士はアダプトゲンを、「体に悪影響を与える物理的、化学的、または生物学的なストレッサーを、非特異性の抵抗力を高めることによって撃退するもの」と定義した

伝統医学や漢方の価値を見直そう ハーブがいまやオカルトまがいの過去の遺物から宝の山に 今サプリが面白い

アダプトゲンの概念は現代医学の臨床実験から生まれたものではなくて。
伝統医学の中で使われてきた薬の成分が科学的根拠を見つけられないにも関わらず実際に効果があることから。
それを説明するために生まれたものだ。

ちなみにI Herb でテロメラーゼで検索してみると。以下のようなサプリなどがヒットした。

Enzymedica, テロメアプラス、30カプセル

細胞の老化は、細胞の老化によってテロメラが短縮することが主因で死滅していく過程です。テロメラは染色体の先端にあり、人体のDNAを保護する働きをします。細胞が分裂すると、その先端は短縮します。時間の経過とともに細胞分裂を維持するには短くなりすぎるので、細胞は死滅します。他の影響としては、年齢、ストレス、不健康な生活習慣、環境毒素への暴露などがあります。健康に老化するには、テロメラの長さを維持しなければなりません。

テロメラーゼは、テロメアを長くして短縮から保護する天然酵素です。テロメアプラスはテロメラーゼ活性を増加させることが示されています。

ご使用の目安

推奨使用法:食品の有無に関わらず、1日1カプセルを服用します。

ビタミンD3(コレカルシフェロールとして) 500IU
テロメリンブレンド
アストラガルス(根) 
SGSブロッコリー種子エキス
ロディオラ抽出物(Rhodiola rosea PE)(根)
495 mg

¥3,3681日のコスパ 122円強 たけえええ

成分は
アストラガルス(根) 
SGSブロッコリー種子エキス
ロディオラ抽出物(Rhodiola rosea PE)

 

ロディオラは記事に書いた。もともとスマドラとして調べていたものだが。
広範囲の効果が見込める優れものだ。

ロディオラ・ロゼア(イワベンケイ)のアダプトゲンとして精力剤として長寿の切り札など 効力が素晴らしいってのはほんとか?

スルフォラファンはまた別だけど、アストラガルスもアダプトゲンとして有名なものである。他にはトランスレスベラトロールやウコンなどを配合しているサプリもあった。

つまり。
テロメラーゼをそのまま体内に入れるという発想になっていない。
そのうちテロメラーゼを安全に体内で増やし、寿命を大幅に伸ばすような薬が開発されるかもしれないが。
今のところは直接注入は発癌の確率を高めるため、アダプトゲンこそが最良のテロメアを伸ばすためのサプリとなっている。

テロメアについて興味は尽きない。
また新しい知識を得られたら記事にしてみたい。

おまけ

テロメアの概略が分かる動画があった。
ただしこの方NHKのクローズアップ現代を違法でアップすているのでそのうち削除される可能性が大きい。

それで文字起こしをしてみようと思ったんだが。
大した内容でもないので、やめた。
でもわかりやすいので消されるまで載せておく。
保存する価値があると思われるエリザベス・ブラックバーン博士のインタビュー場面だげGif にしてみた。
サプリは効果があるかという質問に対して「やめといたほうが良い」と(^^ゞ答えている。

 

 

今回はここまで。