αリボ酸の効果については権威ある研究所などでも太鼓判が押されていて。
素晴らしいと思うんで勧め記事を書いたわけだけど。
αリボ酸には二種類ある
そのαリボ酸だが。S型とR型がある。
立体中心に対して異なる4つの置換基を持つ場合、対掌性の異性体が存在するが、上記順位に従い、最も低い置換基を奥に向け、残りの置換基を順位の高いものから辿ったとき、右回りになるものをR体、左回りになるものをS体という。立体異性体を区別するために主に用いられる。(ウィキ)
といういことでαリボ酸は以下のような形になっている。
S型

パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1397068
R型
リポ酸についてはウィキにも
リポ酸(lipoic acid、別名:α-リポ酸、チオクト酸)は、多数の酵素の補助因子として欠かせない光学活性のある有機化合物である。この分子はカルボキシル基と環状のジスルフィドを含んでいる。生物学上で重要なのはR体の方である。
ということだったんで私はてっきりすべてのサプリにはR体が含まれていると思ってたんだが、それはどうも違うようだということがたった今わかった。
α-リポ酸サプリメントは、何も表示がない場合は、普通S型か、「R」および「S」が50/50の比の混合なんだそうだ。
ひえええええ、それでは効果がないではありませんか?

相変わらず甘いね、ガッチャンは
アルファリポ酸のサプリを見てみると、Rリポ酸(R-ALA)のほうが高価なこともあって、詳しく解説がなされているものが多い。
アルファリポ酸(ALA)には2種類のフォーム(Rリポ酸(R-ALA)およびSリポ酸(S-ALA)に指定)があり、お互い鏡のように左右対称になっています。自然発生するALAは、Rフォームになっており、エネルギーの生成に関連するたくさんの酵素の必須補因子として機能します。また、Rリポ酸には、具体的には優れた抗酸化効果を持つという重要な特徴があり、肝臓、神経、および目の健康に役立っています。
ALAの栄養補助食品は一般的に、ALAだけ、またはR-ALAとS-ALAの混合から成っています。経口後、R-ALAがS-ALAより2倍多く血流に見られるという結果から、R-ALAフォームがより吸収されやすいということが研究により分かっています。したがって、 R-ALAが体内で利用されるにはもっとも適したフォームなのです。
なぜ自然発生するのがR体なのにサプリにS体が入っているのかさっぱりわからないんだが。今までの記事を修正する必要に迫られた。
今回ここについて調べてみたい。
いわゆるαリボ酸とRリポ酸、スーパーRリポ酸のサプリを比較
私が購入したのは以下。
ヘルシーオリジン(Healthy Origins)のαリポ酸は、ビタミンE、ビタミンCやグルタチオンといった他の酸化防止剤と相乗的に機能する、強力な抗酸化物質です。
アルファリポ酸 | 600 mg |
¥1,916 一日のコスパ¥1,916÷150=13円弱
基準の8倍量
これにはS体なのかR 体なのか書いていないし、書いていない場合はS体かもしくは半々の混合体である、ということなんでiHerb に質問をしてみた。
多分どちらかだとは思うが・・・・・・・・・・・
返答があればあとで追加をしておく。

いやあ安いとは思ったんだ

安物買いの銭失いね、きっと
それではR体のサプリのコスパはどうなんだろうか?以下比較例を出してみたい。
ソースナチュラル(Source Naturals)のRリポ酸は、あなたの体が合成し安全に代謝できる、リポ酸の自然な形です。それは、抗酸化剤としてαリポ酸よりもより良く吸収され、より有効であり得ます。Rリポ酸は、それ自体でリポ酸の他の形態よりも10倍より効果的であり、動物の自然老化プロセスを遅らせるために役立つミトコンドリアデヒドロゲナーゼ複合体の重要な構成要素であるために、「ミトコンドリア抗酸化剤」と呼ばれています。また、動物の研究では、Rリポ酸は、年齢とともに減少するコエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンEおよびグルタチオンなどの抗酸化剤のレベルを、リポ酸の他の形態よりも効率的に維持できることが示されています。
R-Lipoic Acid | 100 mg |
¥1,873 一日一錠摂取するとして¥1,873÷60=31円強
いわゆるαリボ酸と比べると2.3倍の価格であってやはり高価である。
これだと少し高いけど、効果が10倍も違うんなら、Rリポ酸のほうが良いと私は思う。
今までHealthy Origins, ヘルシーオリジンズ, アルファリポ酸, 600 mg, 150 カプセル
を紹介していたが撤回する。
それで。もっと効果があるスーパーRリポ酸というものもある。これはRリポ酸にナトリウムを加えてより効果がある形にしたということだが・・・
バイオ強化されたNa-RALAが特徴
フリーラジカルを防御
抗酸化ビタミンC & Eを再生利用
食事の一部として健康な血糖値を維持
菜食主義者に適応
最高の安定化R-リポ酸は、バイオ強化されたNa-RALA、R-リポ酸(RLA)のナトリウム塩を含んでいます。純正RLAと異なり、バイオ強化されたNa-RALAは、高温で劣化しない安定化したRLAの構造をしており、通常のRLAより生物学的に利用しやすく、溶媒残留物もありません。リポ酸(LA)は、グルコース代謝およびエネルギー生産に重要な役割を果たしています。LAは、水と脂肪の両方に可溶であるため、「万能の抗酸化物質」として知られています。LAは、「R」および「S」と称される2つの構造で生じます。研究では、自然な構造であるRLAは、S構造より生物学的に活性であると示唆しています。
ご使用の目安
大人の服用: 毎日1〜2カプセルを服用、もしくは栄養士の指示に従ってください。
D-ビオチン | 150 mcg |
R-リポ酸(126mgのナトリウムR-アルファリポ酸塩(BioEnhanced Na-RALA)から) | 100 mg |
¥5,348一日2錠として 一日のコスパは¥5,348÷90=59円強
ただのαリボ酸サプリの4.5倍のコスパである。天然状態のR-リポ酸の二倍だ。
スーパーR-リポ酸とは
なおさらに割高なので紹介はしないが同じiHerbで販売をしていたLife Extension, スーパーR-リポ酸、240mg、60ベジキャップも同じ成分だろうと思う。この会社が商品名をスーパーR-リポ酸としているわけなんだが。S-リポ酸<R-リポ酸<スーパーR-リポ酸という意味だと思う。
S-リポ酸が非活性型でR-リポ酸が活性型だからR-リポ酸のほうが効果があるというのは理解ができるが。
スーパーR-リポ酸というのは本当のそんなに効果があるんだろうか?
Life Extension, スーパーR-リポ酸、240mg、60ベジキャップの解説を意訳してみる。
スーパーRリポ酸は、純粋なR-リポ酸よりも10〜30倍高いピーク血中濃度を達成することができる。このユニークなナトリウム-R-リポエートは、補充のわずか10〜20分で最高の血漿濃度に達するのを助けます。Super R-Lipoic Acidは、他のサプリメントよりも多くの活性型の「R」形態のリポ酸を提供します。
R “リポ酸は生物学的に活性です。普遍的な抗酸化物質であるα-リポ酸は、RとSの2つの異なる形(異性体)で構成されています。 「R」形態は、リポ酸の驚異的な抗酸化効果を担う生物学的に活性な成分(身体に固有の)である。
「S」形態は、化学的製造から製造され、それほど生物学的に活性ではない。 α-リポ酸サプリメントは、典型的には、50/50の比で「R」および「S」形態からなる。これは、100mgのα-リポ酸補充物が、50mgの生物学的に活性な「R」形態を提供することを意味する。人体は、通常、リポ酸の「R」形態を生成して使用するこの活性型のR-リポ酸は、健康な炎症反応を有意に支持し、強力なフリーラジカルスカベンジャーであり、通常α-リポ酸補充物を含む「R」型および「S」型よりも強力であることが示されている。
R-リポ酸は、優れたバイオアベイラビリティ、安定性、および様々な健康上の利益の効力を既に示している。しかし、生物学的に活性な「R」形態のリポ酸を更にナトリウム-R-リポ酸塩に変換するという画期的なプロセスにより純粋なR-リポ酸よりも高いピーク血中濃度を達成した。
ナトリウム-R-リポ酸塩は「次世代」抗酸化物質で、次世代の強い抗酸化力を保つと期待されている。
Super R-Lipoic Acidは、リポ酸の他の形態とは異なり、体内でより安定しています。この増強された製剤の安定性の増加は、R-リポ酸と比較してより大きな吸収およびバイオアベイラビリティを保つ。
要約すると
- 普通のαリボ酸のサプリはs体かもしくはs体とR体の混合。
- s体は非活性化しているものなので効果が見込めない。
- その点R体であれば活性化しているので効果が見込める。
- しかしこのR体をさらにナトリウムと結合したナトリウム-R-リポ酸塩に変換することでより高い効果が得られる。
なのでこれをスーパーR-リポ酸と呼ぶ
ということだ。
勝手にスーパーR-リポ酸と名付けているみたいなんだが。
S体よりもR体のほうが断然効果が高いということは他の資料を見ても確実なようである。
だがスーパーR-リポ酸に関しては開発したり販売している会社の説明なので、どこまで客観性があるかわからない。とりあえずカッコつきとしておきたい。
まとめ
いやはやだ。サプリの世界の新参者は常に負け続けている。思い込みが打ち砕かれる毎日。
毎日驚くことが多くて、自分の無能を思い知らされるのが・・・・・気持ちいい

ガッチャンてマゾっ気あるの?
αリボ酸が二種類あってこんなにも効果が違うのに、効果がない方を定番のαリボ酸として販売するということの意味が未だにさっぱりわからない。
やはりコストの問題なんだろうか?
実際いわゆるαリボ酸サプリとスーパーR-リポ酸では5倍近くの価格差があった。
サプリなんて効果がなかったら何の役にも立たない訳なんで。
私としてはお勧めはR-リポ酸ということにしておく。
もちろんスーパーR-リポ酸でも良いとは思うが、値段が倍以上するのと。
客観的な評価が見つけられていないんで。後は各自の判断という事になるんだろうと思う。
ただわたしはこんなサイトを作っている関係上試す必要もあるんで、今回購入したHealthy Origins, ヘルシーオリジンズ, アルファリポ酸, 600 mg, 150 カプセルを飲み終わったらDoctor’s Best, ドクターズベスト, 最高の安定化R-リポ酸、100 mg、180ベジカプセルを購入して試してみることにする。
ただ5ヶ月分あるので随分先になってしまうけどね^^;
とりあえず効果が薄くてもせっかく買ったんだから今のサプリは飲み終えたい。
ということで今回は緊急に記事を書いてみた。
サプリや薬関係はよほど慎重にに調べないとだめだなあと痛感させられた。
もし今の知識があれば、絶対にR-リポ酸を買ったと思う。残念。
ということで今回はここまで