前記事で炭水化物遮断の薬とサプリについて書いたが。
アナボリックステロイド周辺をあさっていると・・・

そんなもの弱すぎる。
もっと効果がある痩せるサプリがあるということをいう記事をいくつか見つけた。

タミイ静止画1

えーそんな薬があったら試してみたい


マリちゃん静止画1

私はもういいかな、これ以上痩せなくても

 

それがリボドリンである。
流石に情弱な私も名前だけは聞いたことがあったが。
そもそもサプリや薬でダイエットをしようと考えたことがなかったんで。
詳しいことは知らなかった。

今回はそんなリポドリンについて調べてみたい。

リポドリンとは

リボドリンはオオサカ堂で買えるがサプリと言ってもiHerbでは買えない。
やっぱりエフェドリンが入っているからなんだろうか?

エフェドリンは世界アンチ・ドーピング規程の禁止表に掲載された禁止薬物である。

 

Hi-Tech Pharmaceuticals(ハイテックファーマシューティカルズ)社のリポドリン(Lipodrene)は、アメリカで10年以上人気がある商品です。エフェドラエキスを主成分とし、燃焼サポートや食欲を抑える働きが期待できる、ダイエット商品です。

エフェドラは、中国で麻黄と呼ばれており、古来から漢方薬において気管支喘息の特効薬として使用されてきました。風邪薬などにも微量ながら配合されており、体の治癒力をサポートするために体温を上げる働きがあります。その他にも、脂肪燃焼サポートをする緑茶エキスやカフェイン、満腹感を与えることで食欲を抑える働きをするフーディアなど、ダイエットサポートをする成分が豊富に含まれています。

これらの成分を含んだリポドリンを活用することで、脂肪を減少させ、エネルギーを増やす働きが期待できます。腹まわり・尻・太ももなどの部分で余分な脂肪に悩んでいる方や、理想とするスリムな体を目指している方に、リポドリンを推奨いたします。

1粒あたり:
サーモRX®&エクステンドRx™テクノロジー独自ブレンド:560mg
エフェドラエキス 25mg(葉)、Senegalia Berlandieri エキス(葉)[フェニルエチルアミンアルカロイド 225g 生成、フェニルエチルアミン、メチルシネフリン、N-メチル-B-フェニルエチルアミン、N,N-ジメチルフェネチルアミン]、シネフリン塩酸塩、テオブロミン、緑茶エキス(EGCG 45mg)、テオフィリン、フーディアエキス(サボテン)、カワラケツメイ(苗)、ナリンギン (果実)、6,7 ジヒドロキシベルガモッチン(果実)、5-メトキシトリプタミン塩酸塩、L-5-ヒドロキシトリプトファン、ヨヒンベ塩酸塩

カフェイン(無水) 100mg

1本   5,082円
2本   9,040円

一日2錠としてコスパは45円強。

このリポドミン、私は成分としてはエフェドリンとヨヒンペ、緑茶エキス、カフェインぐらいしか知らない。
今回その成分のうち主要なものを2つ詳しく見ていきたい。
この薬の主要成分はエフェドリン及びその関連物質とカフェイン+緑茶エキスである。
たくさんの成分が配合されているがお飲み2つに分けられると思う。
今回はそのうちエフェドリン及びその類似成分のうち主要な一つについて書いてみたい。

エフェドリン

リポドミンの成分表示にはエフェドリンじゃなくてエフェドラエキスと書いてある。
どこが違うのか不明だが。同じものとして話を進めていきたい。
エフェドリンというと危険薬物と捉えがちである。
実際このエフェドリンと覚せい剤の成分であるメタンフェタミンは構造がほとんど同じで、塩酸エフェドリンと塩酸メタンフェタミンは水酸基(OH)が付いているかどうかだけの違いである。そのためエフェドリンから覚せい剤を作ることもできる。

エフェドリンはアンフェタミンに類似した化学構造を持つフェニルエチルアミンである。違法ドラッグ製造者がメタンフェタミン(覚醒剤の一種)を生成する際には、エフェドリンを前駆物質として使用する。メトカチノンも同様に、エフェドリンかプソイドエフェドリンから作り出すことができる。

含有量が10%を超えて配合されたエフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンは、いずれも覚せい剤取締法の対象である(覚醒剤原料)。(ウィキ)

ただ実際エフェドリンは薬物としてはメタンフェタミンよりは効果が弱い。
そして覚醒効果もあり、咳止めなどにも非常に効果があるので、使い方をきちんとすれば素晴らし薬となるものである。

エフェドリンは昔から漢方薬として使われていたものだ。
現在でも漢方薬の有名所では、葛根湯という薬に入っている。
また咳止めの薬にも入ってて、ブロンやパブロンゴールドには結構な量のエフェドリンが配合されている。

エスエスブロン錠よりエフェドリンの一日の摂取量が多いパブロンゴールドにはどのくらい入っているかというと。

成分・分量
1包(0.96g)中
成分・・・分量・・・作用
グアイフェネシン・・・60mg
・・・のどにからんだたんをやわらかくして、出しやすくします。

ジヒドロコデインリン酸塩・・・8mg
・・・せき中枢にはたらき、せきをしずめます。

dl-メチルエフェドリン塩酸塩・・・20mg
・・・気管支を広げ、呼吸を楽にして、せきをしずめます。

アセトアミノフェン・・・300mg
・・・発熱、頭痛、のどの痛み等、熱と痛みをしずめます。

クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・2.5mg
・・・くしゃみ、鼻みず、鼻づまりの症状をおさえます。

無水カフェイン・・・25mg
・・・頭痛をしずめます。

リボフラビン(ビタミンB2)・・・4mg
・・・かぜの時に消耗しやすいビタミンを補給します。

一日3回飲むから、60mgのエフェドリンを体内に入れることになる。
これってリポドミン2錠よりも少ない。
もし同じ成分ならば、まあ許容の範囲かなあっておもう。
エフェドリンにはメタンフェタミンほどではないが、中枢神経・交感神経系に対し手の活性化作用がある。
そのため製薬会社の薬剤情報には。
不眠・発汗過多・動悸・精神興奮など交感神経系への副作用の可能性が列記されている。
逆にいうと覚醒作用があるということなんで、覚醒剤の代わりに一日何百錠も飲むような薬物依存症もいるんだとか。

リポドミンに含まれていないジヒドロコデインリン酸塩も麻薬性咳止め薬の一つである。
何だ、風邪薬のほうがリポドミンよりも麻薬性が高いんじゃないか、と私は最初思ったが。

更に調べていくと、パブロンゴールドに含まれているエフェドリンはエフェドリンそのままではない。

エフェドリンまたは塩酸エフェドリンそのままではなく、より薬効をマイルドに、かつ覚せい剤密造という違法使用されにくい成分とした誘導体(dl-塩酸メチルエフェドリン)を配合している。

とあって効果が弱められたものを使っていることがわかった。

リポドミンが果たしてエフェドリンをどのような状態で配合しているのか。
エフェドラエキス 25mgとしか書かれていないオオサカ堂の記述からは不明である。
エフェドリンのままならばかなり強力であろうと推察される。

このエフェドリン。咳止めとか風邪薬としての効果だけではなくて脂肪燃焼効果もある。
それが今回のリポドミンの入って理由である。
この効果について詳しいことは別記事で書いてみたい。

Senegalia Berlandieri(セネガリアベルリンディエーリ)とは

リポドミンに入っているサーモRX®&エクステンドRx™テクノロジー独自ブレンドでエフェドリン以外で入っている主要成分がSenegalia Berlandieriというものである。
日本語の記事では見つけられなかったが。
ウィキによると
アメリカやメキシコの砂漠などに生えている低木で、アカシア科豆類に属する。
広範なアルカロイドを含有し、ヤギなどの家畜において毒性反応を引き起こすことが知られている。
S.ベルリンエリは、多くの多様なアルカロイドを含み、その中で最も多くはN-メチルフェネチルアミン、チラミンおよびフェネチルアミンである。乾燥葉中の総アルカロイド含有量は、0.28〜0.66%の範囲にあると報告されている。

 

別の記事を載せておく。

Senegalia Berlandieri is a source of numerous alkaloids, among which the most numerous are: N-methyl-N-phenylamine, tyramine and phenylethylamine. Similarly to Acacia Rigidula, Senegalia Berlandieri promotes the required growth of energy and mood improvement, which it owes to its influence on increasing the level of dopamine and adrenaline in the organism. Senegalia Berlandieri extract also intensifies lipolysis and stimulates metabolism.

Phenylethylamine derivatives (PEA) contained in the extract of this plant are responsible for the effect of good mood (they stimulate the secretion of serotonin and dopamine), cause positive attitude to life and increase the willingness to act.

Thanks to its properties stimulating the nervous system, optimizing well-being and intensifying lipolysis, the extract from Senegalia Berlandieri is the component of many extremely effective and strong pre-workout boosters, at the same time being an effective DMAA substitute.

(翻訳ソフトで出てきたものをそのまま載せてます)

Senegalia Berlandieriは数多くのアルカロイド源であり、その中で最も多くはN-メチル-N-フェニルアミン、チラミンおよびフェニルエチルアミンである。Acacia Rigidulaと同様に、Senegalia Berlandieriは、生物のドーパミンとアドレナリンのレベルを上げることに影響を与えるエネルギーと気分の改善の必要な成長を促進します。Senegalia Berlandieri抽出物はまた、脂肪分解を強化し、代謝を刺激する

この植物の抽出物に含まれるフェニルエチルアミン誘導体(PEA)は、良い気分(セロトニンとドーパミンの分泌を刺激する)の効果をもたらし、生命に対するポジティブな態度を引き起こし、行動する意欲を高める。

セネガリアベルランディエリ の抽出物は、神経系を刺激し、栄養状態を最適化し脂肪分解を強化するその特性のおかげで、効果的で強力なプレワークアウトブースターの成分であり、同時に効果的なDMAA代替物でもあります。

とある。

ちなみにDMAAとはジメチルアミルアミン (dimethylamylamine, DMAA)とも呼ばれ、間接的な交感神経作動薬である。
興奮剤、または精力増強サプリメントなどの名称で販売されたが安全性の問題があり現在は多くの運動機関や政府危難などで利用を禁止されている。

ということでエフェドリンと同じような効能を保つ成分であるということがわかった。

とりあえずまとめ

リポドミンの成分はたくさんあって書ききれないので他の成分については次の記事に回すが。
痩せるということに特化したすぐれたサプリだと思う。

ただし効果が強烈な分長く使用することはやめたほうが良い。
副作用も強烈なんで、長く飲み続けた場合死に至る。

強い薬は効果があると言っても摂取―休止―摂取―休止のサイクルをはっきり決めて効果的に活用していきたいものである。

同じダイエットサプリと言っても作用機序は様々。
それらを組み合わせることで健康の維持もできると思う。
今回書かなかったがこのエフェドリン及びその関連成分は脂肪を燃やし、筋肉を失わないという非常に優れた特性がある。
英語サイトではよくリポドミンとクレンブテロールを比較した記事があるが。
クレンとリポドミンは作用機序は違うとしても同じく脂肪を燃やし、筋肉を維持する働きがある。
リポドミンの成分をすべて調べたあとでこの2つの比較もしてみたいと思う。

クレンブテロール(スピロテロール)で本当に痩せるのか?筋肉はつくのか?作用機序などを調べてみた

次回はリポドミンの他の成分について調べてみようと思う。
そこからなにか別の発見があったら嬉しいな。

今回はここまで。