「フィリピン人は英語を話す」と言うが、年配の方なんかは英語が話せない人も結構いる。
まりちゃんのお母さんも、中流の出なんだが。最近まで英語は話せなかったという。
いまでも英語は片言で、普段はほぼタガログ語で話す。
実際の話。
教会とか。ダウンタウンとか、地元の市場なんかに行くと、英語が聞こえてこない。
そういうところでは簡単な英語しか通じない、また英語が話されていたとしても訛りが強くて私のような英語弱者にはさっぱり聞き取れなかった。
外国人も居なくて、私は日本人というだけでも珍しがられたぐらいだから当然なのかもしれないが。
まりちゃんの実家があるラグーナ州はマニラから車で一時間半ほど行った(高速道路込み)ところにある。
そこでは普通に英語が話されてはいるが。
英語が全く話せない人たちも数多くいた。
公共施設及び観光施設やショッピングモール、旅行会社や銀行などでは英語が通じるけど。
たとえば。
ラグーナでマッサージをしに行ったことがある。
マニラの物価はバカ高くなっているが。
ここまで来るとまだ昔のフィリピンが残っていて。
一時間半フルにマッサージをしてもらって700円程度である。マニラの1/5ぐらい。
しかもとても上手。
だがこのマッサージ師のおねいさまは30代だと思うが、タガログ語しか話せなかった。
この街には大学もたくさんあって開けている方の地域なんだが。
それでもそんな感じだ。
付け加えておくとラグーナにはトヨタのフィリピン工場がある。
そういう場所なのに、である。
今回はあまり語られることがない、フィリピンの英語や教育事情について書いてみたい。
フィリピンが世界第三位の英語人口国であると言われるのはなぜか?
フィリピンは世界第三位の英語人口国であると言われている。
英語大国というわけである。フィリピンでは自慢話として聞かされたことがある。
実際多くの人たちがそういうイメージを持っている。
でもツッコミを入れさせてもらうと。
英語公用語国で人口が多い1位はパキスタンの約1億6千万人、2位はナイジェリアの約1億4千万人です。アメリカは公用語を制定しておらず、インドは準公用語国です。イギリス6千万人、カナダ3千2百万人、オーストラリア2千万人、ニュージーランド4百万人(ウィキ)
ということで英語を主要言語としている人口の多い国の多くが英語を公用語として認定していないから。
だから3位になってしまっただけのこと。アメリカやインドは英語公用語国ではない。
フィリピンは人口が増え続けており、2015年には一億人を超えた。もうしばらくすれば日本を追い抜くことが確定的だ。
なので英語を話す人達の数が多いことは間違いないが。
でも英語人口とは言っても、それは話せる人の数じゃない。
英語を話せないフィリピン人もたくさんいる。
だからタガログ語の歌もヒットする。
英語公用国としてのフィリピン全体の人口と英語を話せる人間の数は違うということを理解しておく必要がある。
そうでないと、フィリピンの田舎に行って英語が通じなくて焦ることになる。
普通の日本人はいかないわよ。情報として価値なし!!

良いじゃないか、一人でも役に立つ人が入れば。
英語が公用語であるはずのフィリピンで英語が話せない人達がいるのはなぜ?
フィリピンの公用語はタガログ語と英語だ。
多数の島から成り立っているフィリピンでは島ごとに言葉が違うので、母語として使われる言語は、合計172もある。
たとえばマニラを含むルソン島ではタガログ語、セブ島を含むビサヤ諸島ではセブアノ語が使われている。
英語はそれら多言語をまとめる共通語になっている。
だから国の公用語として、小学校から大学まで英語が公式的な言語として採用され、タガログ語(いわゆる国語)の授業を除くすべての授業で使われている。
もし英語が共通語でなかったら、フィリピンはバラバラになるので、国の統一を保持するために徹底した英語教育が行われているのである。
そのため語学教育の教師として能力が高い人材が数多くいる。
私の同年代だと、フィリピンに偏見を持っている人がまだ多くて、女性はみんなフィリピンパブに勤めていると思っていたりするんだが。
とんでもないことだ。
日本の女性が全員芸者じゃないのと同じである。
フィリピンでは、教育を受けた人達の英語は流暢で鮮明で訛がない。と言われる。それには異論があるが後で書く。
でも逆に言えば。
学校に行けなかった人たちは都市部に住んでいれば別だけど。
田舎にいて、かつ学校に通えなければ英語を話せるようにはならない。
フィリピンでは英語は学校で教えられるものだからだ。
彼らの母国語はタガログ語であり、ビサヤ語であり。
その他各島々で使われている独自の言葉なんである。
普通の家では本来の母国語が日常語だ。
日本人が日常日本語を使っているのと変わらない。
だから学ぶ機会がないと、英語が話せるようにはならないのである。
ただ最近はTVとラジオでも様々な種類の英語のチャンネルがある。
なので若者レベルで英語が話せない人は少なくなってきている。
随分と良くなっているようではある。
ただし正規の教育を受けていない人の英語はめちゃくちゃで、ジープニーの運ちゃんとか、場末のレストランのウエイトレスが何を言ってるのかさっぱりわからない。
教育レベルの違いで話す言葉が違う。
マイ・フェア・レディ」みたいなことになっている。

でもそう思っちゃうのはガッちゃんの英語能力が低いってこともあると思うわ
私はミンダナオ島に行って少数民族の住んでいる山奥に行ったことがあるんだけど。電気が通ってないので、勿論テレビもない。
しかもそこの子供の多くは学校に行っていないので、英語がまったく話せなかった。
そういう場所がまだいたるところにあるというのがフィリピンの現状ではある。
フィリピンで英語が話せなければ、特に都会ではまともな仕事にはつけない。
もともとフィリピンは超学歴社会なんで、大学を出ていなければ割の良い仕事には就けない。
まして英語が話せないとなれば、底辺の仕事にしかありつけないのである。
少数民族の子どもたちの将来には悲惨な運命が待ち受けていると思わざるを得なかった。
フィリピン英語は訛りがないという意味は?
先程も書いたけど。
フィリピンでは国をあげて英語教育を行っているのできちんと教育を受けたフィリピン人は正確で流暢な英語を話す。と言われている。
その理由はフィリピンで公用語とされている英語はアメリカンだからだ。
同じ英語という言語を使っていても地域によってそれなりに訛りはある。
アメリカ英語自体が「英語」の一方言であるアメリカンである。
オーストラリアの英語はアメリカンからするとさらに違う別の方言になる。
シンガポールの英語はシングリッシュと言って英語と中国語が混じっている。
フィリピンはかつてアメリカの植民地であった。
そして今でも教育の場ではアメリカンが徹底して教えられているためにフィリピンの英語はアジアでは一番アメリカ英語に近い。
だから本来はアメリカ訛の英語なんだが。
現在アメリカが世界で一番の強国である事もあって。世界ではアメリカ訛が標準英語のようにみなされている。
なのでフィリピン人が使う英語は完璧にアメリカ訛なのに、訛がないと言われ、アジアで一番きれいな英語だと評価されたりしている。 日本でも語学留学をするんだったらアジアではフィリピンが一番良いということになっている。
それだけにフィリピン人のプライドは高い。
まりちゃんにハリーポッターの本を見せたら、これは癖がある、ブリティッシュ訛だ、と言われて思わず吹いたことがある。
でもアメリカ訛の英語で教育を徹底してくれたおかげで、フィリピンには非常に英語の能力が高く、でも低賃金で働いてくれる人材がたくさんいる。
英語を必要とする企業にとってはフィリピンは非常に価値ある労働市場となっている。
アメリカ訛の英語ができる人材を求めて世界中から企業が集まってきている。
ITパークにはアメリカなど英語圏のコールセンターやスカイプ英会話の語学学校が林立している。
ただし昔は日本の1/10と言われた賃金も最近は高騰してきている。
なのでより安い地域にコールセンターが移動したりしてる。
ISが乗り込んで戦闘が続いたミンダナオ島。
マラウイ市はいまは鎮圧されたけど。
私が数年前に行ったときにはミンダナオ島の首都ダバオにコールセンターが移りつつあった。
ダバオは安全になったというのが理由だった。
でもイスラム教徒が多い地域。
果たして今はどうなっているんだろう。
フィリピンではいずれにしろ、割が良い方の仕事だ。
それでもまだ安いけれど。
私がセブで知り合った語学学校の教師は水道を引くとものすごい高いからと言って。
雨水を溜めてそれで体を洗っていた。
そういうレベルの賃金。
それで良いほうだとは・・・・・・(・。・;
しかし、それでも標準的な基準で採用されるのは大卒だけである。
正当な英語を話すことができるのは大卒が圧倒的に多いからだ。
フィリピンの教育事情
フィリピンでは子供を大学に行かせられる中流以上の家庭は全体の30%以下。大学進学率は15%ぐらいだそうだ。
だから大学を出ただけでもフィリピンでは超エリートである。
彼らのプライドは高く、高卒の上司の言うことは聞かない。
それでもなかなか仕事にありつくのは難しい。
それでも女性は働き者なんで、ある程度の収入を得られている女性が沢山いる。
彼女たちの多くは身持ちも固く、家族を大事にし、ストイックなキリスト教的倫理観を身に着けている。
それでいて南国特有のおおらかさと明るさを兼ね備えている。
付き合ってみて非常に魅力的なんだが。
相当の美人であっても彼氏がいない場合も多い。
ちゃんとした女性ほどだらしないフィリピンの男が嫌いなんである。
釣り合いがとれない。
そこに付け入るスキがある。
私的には彼女にするのであれば、大卒のピノがお勧めである。
話をしてて広がりがある。
飲み屋の姉ちゃんみたいに擦れていないから、安心できる(場合が多い)
そして何より嬉しいことに、年齢差を気にしないピノが多い。
日本人というだけでモテるので、勘違いして好きになってくれることがあるかもしれない。
教育を受けられない多数の人達
フィリピンは現在高度成長の真っ最中で、おそらくはあと数年もすればかなりのレベルに達すると思われる。
日本企業も数多く進出し、中国から東南アジアに拠点を移している。
ということでフィリピンでも教育には力を入れはじめ。
現在では幼稚園の年長~小学校~高校までの12年間の義務教育化がおこなわれている。
しかし。歪な社会構造が是正されたわけではなく。
未だに一握りのお金持ちがフィリピンの殆どの富を独占している。
そのため大多数が貧乏なままである。 せっかくの義務教育でさえ受けさせられない家庭もたくさんある。
大学に行けるのは家庭がシッカリしている一握りの人たちだけだ。
貧しい家庭では働き手として必要なため、高校までは行かせられない。
小学校止まりで、あとは働きに出るという場合もある。
それだとまともな英語は話せないので、当然まともな仕事につくことも出来ない。
仮に高校までなんとか卒業できたとしても、高卒ではまともな会社に就職することはほぼ絶望的なのがフィリピン社会。
しかしお金がなければ大学には行けない。
そんなこんなで高度成長の波に乗れない人たちが多数いる。
そんな中女性であれば、その受け皿として風俗業で働くという手段が残っている。
私前川喜平じゃないが、セブにいた時、貧困調査でフィリピンパブに何度かでかけていったことがあるが。

貧困調査じゃないでしょ、ガッちゃんっていやらしいわね
そこで聞き取り調査をした一例を書いてみたい。
ラブリー(勿論仮名)という子だったんだが。
19歳の彼女には両親と兄弟が4人いると言う。
しかし両親は仕事がなく。兄と姉は蒸発。
弟は中学生なんで、彼女だけが高校を卒業してすぐに働いている。
収入は月、日本円にして3万円ほど。
それで家族全員を養って弟の学費も捻出している。
父親が釣りに行き、魚を釣ってくるので、それが家族の食事になるんだとか。
でもこの仕事(ホステス家業)も長く続けられる保証はない。
なのでできれば、日本に行って働きたい。
とのことだった。
これが多くのフィリピン人にとっての現実。
彼女もそうだったけれど。
どんなことをしても生きていかなくてはならない。
だからお金のためであれば何でもすると思っている。
よくフィリピン女性は嘘つきだとか、言う人がいるが。
フィリピンパブで働いているような女性は必死で働いて。
家族に送金をしているんである。
男より家族が大事。
これがフィリピンの文化である。
家庭を築き、子供を育ててはじめて男性は大切にされる。
そうなる前にぽいされる男は非常に多い。
まりちゃんの女友達も沢山離婚している。
見てると女性の方から縁切りしている。
優先順位が違うわけなんで。
ちやほやされてモテたとおもう方も悪いんである。
そういう過酷な現実があるわけなんで。
もしフィリピン女性と真剣に付き合いたいと思えば。
飲み屋の姉ちゃんじゃなくて、ちゃんとした仕事についている女性と付き合うべきだと私は周りに何度も言っている。
大卒のピノをおすすめするのは、プライドがあるのであまり変なことをして来ないから。
頭が良くて、会話が楽しめる。
家族がぞろぞろとついてこないから、である。
フィリピン人の女性は働き者だし、信頼関係が築ければとてもよいパートナーになってくれるはず。
彼女が出来たらこれも忘れず常備したい。
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まとめ
今回はフィリピンの英語や教育について知ったこと、思うところを書いてみた。
フィリピンは非常に厳しい社会で、弱者はとことん叩かれる。
学歴差別もあからさまだ。
フィリピンで普通言う大学とは日本で言うと短大で、2年で卒業する。
大した勉強もできなかったんじゃないの?と思うが、大卒のプライドは高い。
それで、英語が公用語なのに、英語が話せない人も結構いて。
そういう人はほとんど這い上がれない社会構造になっている。
それと比較をしてみると、日本は優しい社会だとおもう。
中卒だって十分に生きていける。
そもそも学歴偏重もない。
差別も殆どない。
もっと特別扱いにしろ、という在日特権のような反差別に対する反撃があるのみ。
日本に生まれた幸運を感謝しない訳にはいかない。
とは言え、フィリピンもまた魅力的な国だ。
さっき残酷だと書いたが。
光と影がはっきりしている国、ということだ。
私はセブよりマニラ。マニラよりもマニラ郊外が好きだが。
あのションベン臭い、生が横溢したエネルギー!
たまんねええだ!!
いまの日本が失ってしまった活力を感じる。
何故かフィリピンに行くと三上寛の歌が思い出される。
しょんべんだらけのマニラ、セブ。いい味してる。
もしフィリピンに行くなら、大都市じゃなくて、リゾートじゃなくて、フィリピン人の本音の生活が見えるところがお勧めである。
マニラの旧市街も魅力があるんだが、まりちゃんは絶対に行かないと言う。治安は悪いんで、気をつけなくてはいけないところが難点ではある。
いずれフィリピンの本来の文化はそんな場所にこそ根付いていると思う。
日本との縁も深い。
英語をマスターしてフィリピンをエンジョイしたものである。
ってことで。
フィリピンの歴史などについては次の記事でまとめてみたい。