前記事でナボリンsとその成分を持った単成分サプリとコスパを比較してみた。
なぜ比較したかというとナボリンSを飲んだら目の疲れが劇的に回復したからである。
今回は同じ効果を狙った薬で、且つナボリンSよりも高品質のアリナミンEXゴールドを比べてみることにした。
肩や腰、関節の痛み、眼精疲労に効果があるビタミン類を配合した薬である。
ナボリンsはコスパに優れた薬
単体成分のコスパは
成分 | 一日あたりのコスパ |
メコバラミン Now Foods, メチル(Methyl)B-12, 1,000 mcg, 100トローチ剤 | 15円強 |
葉酸 Now Foods, Methyl Folate , 1,000 mcg, 90 Tablets | 14円強 |
酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE) Solgar, Vitamin E, 200 IU, 100 Veg Softgels |
18円強 |
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)Cardiovascular Research Ltd., エコロジカル・フォーミュラ、アリチアミン (ビタミンB1)、50 mg、カプセル250 錠 | 37円弱 |
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)Source Naturals, ビタミンB6、100 mg、100錠 |
4.6円 |
合計 | 89円弱 |
私が購入したナボリンSは大容量180錠だがアマゾンで¥ 5,672で購入できた。
ネットで購入できるものとしては最安値に近い金額である。
一日3錠なので一日のコスパは¥ 5,672÷60=95円強である。
単成分で一つ一つ買うほうがやはり安かった。
とはいえ海外のサプリを揃えても6円ぐらいの差であるからナボリンSはコスパの良い薬だということがわかる。
いちいち揃えるぐらいであれば、ナボリンSを購入するほうが良いかもしれない。
詳しくは以下の記事を参照。
今回は同じような効果があるアリナミンEXゴールド(アクテージSN錠)をナボリンsや単成分サプリと比較してみたい。

アリナミンEXゴールドってマニラのショッピングモールの中の日本薬局でも売ってたよ。すごく高い。

同じ成分が安く買えるのかどうかを試してみたい
アリナミンEXゴールドとアクテージSN錠はまったく同じ成分
アリナミンEXゴールドとアクテージSN錠が似ているという話があったんで見てみたら全く同じ成分だった。
同じ武田薬品で製造されて全く同じ成分。
名前だけが違うというものなんで。値段も似たり寄ったり。アリナミンEXゴールドのほうが少し安いかな。
いずれにしても武田の市販の医薬品としては、アリナミンの最高価格帯の商品である。
アリナミン公式サイトから引用
3錠中
成分 | 含量 | 働き |
---|---|---|
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)として (フルスルチアミン塩酸塩) |
100mg(109.16mg) | 神経や筋肉の機能維持に重要な役割をはたす。炭水化物(糖質)のエネルギー産生に役立つ。 |
メコバラミン(活性型ビタミンB12) | 1,500μg | 神経細胞のDNA合成に関与、末梢神経の修復に役立つ。 |
葉酸 | 1mg | メコバラミンと協力して、神経細胞のDNA合成、リン脂質の合成に関与。 |
活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物) | 60mg | 神経伝達物質の生成に関与、神経や筋肉の機能維持に効果を発揮。 |
天然型ビタミンE(コハク酸d-α-トコフェロール) | 100mg | 末梢の血液循環を改善し、神経や筋肉組織への酸素・栄養素の供給を促す。 |
ガンマーオリザノール | 10mg | 神経や筋肉の機能維持に役立つビタミンB1・B6・B12の働きを助ける。 |
アクテージSN錠公式サイトから引用
3錠(1日服用量)中
フルスルチアミンとして (フルスルチアミン塩酸塩 |
100mg 109.16mg) |
ピリドキサールリン酸エステル水和物 | 60mg |
メコバラミン | 1,500μg |
d-α-トコフェロールコハク酸エステル | 100mg |
ガンマーオリザノール | 10mg |
葉酸 | 1mg |
こういうことってよくある。

意味あるの?
ナボリンsとアリナミンEXゴールドを比較してみる
なのでナボリンsとアリナミンEXゴールドを比較し、さらに単成分サプリとも比較をしてみたい。
比較してみてわかったが、アリナミンEXゴールドはかなりの優れものである。
よくアリナミンEXと比較してアリナミンEXゴールドとそんなに変わらないという記事も見かけるが。
それは違う。
例えばビタミンB12であるが、EXプラスのほうはシアノコバラミンが使われ、EXゴールドのほうには活性型のメコバラミンが使われている。
メコバラミンは補酵素型のビタミンB12 でシアノコバラミンの形でのビタミンB12に比べ、末梢性神経障害に対する有効性が高いし、効果が長持ちする。
活性型というのは体内に入るとそのままビタミンとして働くが、そうでない場合は何段階か変化を遂げてから活動を開始する。
効果という点ではかなり違う。
それだからかどうか活性型ビタミンは単成分サプリを見ても非活性型のビタミンよりもはるかに高い。
ナボリンsとアリナミンEXゴールドの成分・成分量比較は以下の通り。
見ると分かるが主要な成分はほぼである。
違っている部分は桃色で色分けしておいた。
ナボリンs | アリナミンEXゴールド |
メコバラミン(活性型ビタミンB12)1,500μg |
メコバラミン1,500μg |
葉酸5mg |
葉酸1mg |
酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)100mg |
天然型ビタミンE(コハク酸d-α-トコフェロール)100mg |
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)109.16mg |
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)109.16mg |
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)100mg |
活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)60㎎ |
ガンマーオリザノール10mg |
違いの中で顕著なのはビタミンB6 の場合はオロナミンEXゴールドのほうが優れた成分を使っていること。
ビタミンB6はピリドキサールリン酸の形で体内で働くから。
ピリドキシン塩酸塩よりも早く働き始め、効果も高い。
実際後で見るように単成分サプリでも全く値段が違う。
おなじビタミンB6 といえないぐらいの格差がある。
またEXゴールドだけに入っているガンマーオリザノールは米ぬかや米胚芽油から抽出した脂質に含まれる、天然のポリフェノール成分。
抗酸化作用があることから、老化を防ぐ働きがあるとされている。
さらに体の血行を良くする効果もあり、脳や神経の健康を守るといった働きがある。
ガンマ-オリザノールは抗酸化作用が高いため、細胞の酸化を防ぎ、関節炎を抑制するなどの働きをしてくれる。
同じような効果を持つものとしてビタミンB1やビタミンB6があり、現在はそれらを使ってガンマーオリザノールの代替にする医薬品が多くなっているという。
ということで、ビタミンB6があればガンマーオリザノールまあなくてもOKかなというところだ。
活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)60㎎のコスパ
ビタミンB6を活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)60㎎で摂取するとした場合、単体成分サプリだと例えばこれなんか
ビタミンB6としても知られるピリドキシンは、エネルギー生産、神経伝達物質の合成など体内の多くの機能のために、アミノ酸を変質して利用するのに必要とされます。* ビタミンB6はまた、内因子、ヘモグロビンの産生に関与し、神経細胞を囲むミエリン鞘の変質に不可欠な構成要素です。* しかしながら、ピリドキシンが体で活用されるためには、最初に肝臓で起こるプロセスにおいて、ピリドキサール5’リン酸(P5P)に変換される必要があります。* 肝機能に障害があるとこの変換が困難で、結果的にビタミンB6欠乏症の危険にさらされる可能性があります。* ソーンリサーチ(Thorne Research)のピリドキサール5’リン酸で補えば、ビタミンB6を最も生理活性な形態を受け取ることを確実にすることができます。
ビタミンB6(ピリドキサール5′-リン酸塩として) | 33.8mg |
¥2,194 アリナミンEXゴールドに合わせて60㎎摂取するとして一日のコスパは¥2,194÷30=73円
かなり高い。不活性型のピリドキシン塩酸塩のコスパが4.6円だったことを考えれば15倍以上。べらぼうであるが。
体内での働きを考えたらやむを得ないところもあるが。
上記はちと高すぎるので別なものを探してみた。
ビタミンB6は、脂質、炭水化物及びたんぱく質をエネルギーに代謝してくれます。また、それは神経と免疫システムをサポートするのみならず、赤血球の機能と成長もサポートします。P-5-Pは、ビタミンB6の生物学的に活性化したフォームであり、体で活用されます。
Vitamin B6 (as pyridoxal 5′ phosphate) | 34 mg |
Calcium (as calcium carbonate) | 36 mg |
Pyridoxal 5′ Phosphate | 50 m |
¥1,361 2錠摂取するとして一日のコスパは¥1,361÷50=27円強
こっちで行こうかな。これだと4.6円をひいて、プラス23円ぐらい。6倍弱
ガンマオリザノールのコスパ
比較はこれ。
ガンマオリザノールは、こめ油から抽出した天然由来植物ストロールです。長年運動選手に人気があります
カルシウム | 23 mg |
γ-オリザノール | 60 mg |
¥629 一日のコスパは6円強。
ナボリンSのところで調べた単成分サプリのコスパを参考にしてEXゴールドのコスパをだしてみると
アリナミンEXゴールドを単成分サプリに換算した場合のコスパ
単体成分のコスパは
EXゴールドの成分 | 一日あたりのコスパ |
メコバラミン Now Foods, メチル(Methyl)B-12, 1,000 mcg, 100トローチ剤 | 15円強 |
葉酸 1㎎Now Foods, Methyl Folate , 1,000 mcg, 90 Tablets | 14円強 |
(在庫切れの場合は類似のものを選んでください)酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE) Solgar, Vitamin E, 200 IU, 100 Veg Softgels |
18円強 |
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)Cardiovascular Research Ltd., エコロジカル・フォーミュラ、アリチアミン (ビタミンB1)、50 mg、カプセル250 錠 | 37円弱 |
活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)60㎎Country Life, P-5-P (ピリドキサール 5′ リン酸)、50 mg、100錠 |
27円強 |
ガンマーオリザノール10mg Source Naturals, ガンマ オリザノール, 60 mg, 100錠 |
6円強 |
合計 | 118円 |
EXゴールドの成分量よりも多いが、とりあえずこれで見てみる。
![]() 【第3類医薬品】●アリナミンEXゴールド [90錠]※45錠入り×2個で対応させて頂く場合がございます。
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体のすみずみの血液循環を改善する天然型ビタミンE、神経細胞などの再生に関与
する葉酸を配合し、さらにガンマ-オリザノールを配合しています。
¥ 3980
一日3錠なので一日のコスパは¥ 3980÷30=132円強。
以上見てみるとEXゴールドのほうが一日あたり15円も高い。
ガンマ-オリザノールはいらないとなればさらに-6円。23円も安くなる。
しかも単成分サプリのほうがEXゴールドよりも成分量が多い。
こうなると少し大変だけど、アリナミンEXゴールドを購入するよりも単成分サプリで揃える価値はあると思う。
成分が同じ、この状態でナボリンSと比べると、ビタミンB6を活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)60㎎に替えただけで。
かつビタミンB6を活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)を100㎎摂取できる。
単成分サプリで揃えてもナボリンsのコスパよりも高い(112円ー95円=17円)が。
かなりのグレードアップになる。
まとめ
ちなみにEXゴールドからガンマ-オリザノールだけを除外したもの(その分ビタミンB6を活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸エステル水和物)がEXゴールドよりも多く入っている)の単成分サプリに換算した金額を月30日に直してみると、112円×30=3360円である。
最安のAmazonの価格でもEXゴールドは4054円であった。一か月700円ぐらい違う。

相変わらず細かいわね
日本のサプリではよく定期購入というのがある。
定期購入にすると随分とお得なように見える。
だが今回やったように単成分サプリに直して検討するとまずその殆どが割高であることがわかる。
特に国産精力剤は意味なく高すぎる場合が多い。非常に残念だ。
こういうことをいうといや日本のは安全だから高いのはしょうがないとか言われるんだが。
何か特別なことがない限り、サプリ大国アメリカの正規代理店の成分であれば安全である。
そして非活性化ビタミンと活性化ビタミンでは値段が数倍は違う事が多い。
肩こりなどの医薬品には必ずといっていいほど使われるフルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)もチアミンとフルスルチアミンでは相当の価格差があった。
どんなに有効な成分であっても効果がなければしょうがない。
どのような成分というのも大事だけど。
どう働くかということも大事だ。
アリナミンの下位レベルのものを見るとこれだけは効果な成分でも削らないで、その分他の成分のランクを落としている。
EXプラスあたりになるとジェネリック的なものが存在している。
成分は同じなので、ぐっと安くなるけれども、効果は同じである。
そのレベルであれば検討の余地は十分にあると思う。
EXプラスを買うのはコスパ悪すぎだけれどもで同成分の格落ちブランドであればOKということだ。
1日量(3錠)中
フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)・・・・・・・109.16mg
(フルスルチアミンとして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100mg)
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・・・・・・・・・・・・・・・100mg
シアノコバラミン(ビタミンB12)・・・・・・・・・・・・・・1500μg
ビタミンEコハク酸エステルカルシウム・・・・・・・・・・・103.58mg
(dl-α-トコフェロールコハク酸エステルとして・・・・・・・・100mg)
パントテン酸カルシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30mg
ガンマ-オリザノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10mg
¥ 1,885 一日のコスパ¥ 1,780 ÷90=20円弱
見てみると、フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)以外はほぼ非活性型ビタミンなので効き目がある程度落ちる。
が、としても単成分で揃えてさえ118円もするものと21円しないものでは価格差5倍以上なんで、もともと選ぶ基準が違うと言わざるをえない。
今回比較検討してみた結果、ナボリンsはかなりコスパが良い医薬品であること。
アリナミンEX ゴールドを購入するのであれば少し手間だが単成分サプリで揃えるのも選択肢として有力であること。
もし効果は薄れるけれども、安いので我慢するというのであれば、
アリナミンEXプラスを購入するぐらいであれば<a href=”https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/169c1f3c.4b7b185b.169c1f3d.3fc44586/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fkenkoex%2Fhibitamin_ex_240%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Fkenkoex%2Fi%2F10001484%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjQwMHg0MDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJkb3duIiwiY29tIjoxLCJjb21wIjoiZG93biIsInByaWNlIjoxLCJib3IiOjEsImNvbCI6MH0%3D” target=”_blank” rel=”nofollow” style=”word-wrap:break-word;” >【第3類医薬品】新ネオビタミンEX「クニヒロ」270錠[ビタミン剤][眼精疲労][肩こり][腰痛]</a>を購入すべき。
などというのが私的感想である。
今回はここまで。