今回はコエンザイムQ10について調べてみたい。

私はコエンザイムのサプリはかなり怪しいと思っている。
だが、私の周りでは飲んでいる人もいて、タミイもその一人であった。

がっちゃん静止画1

コエンザイムのサプリって効果がないって知ってた?

タミイ静止画1

え、嘘!私コエンザイム飲んでるわよ、コエンザイムは美肌効果もあるし、冷え性にも効くのよ

コエンザイムQ10 とは

コエンザイムは・・・・というかコエンザイムQ10はビキタスとかユビキノンとも呼ばれる脂溶性の物質である。
ヒトの体内において合成されている「ビタミン様物質」だ。働きはビタミンそのものだが、体内で生成されるのでビタミンと区別されている。
コエンザイムにはQ1~Q12まで見つかっているがけど。人体内で働くのは主にQ10である。

全ての細胞膜に存在する体内のエネルギー生産に関わる補酵素で、細胞内でのエネルギー生産全てに関わっている。
人間が生きていく上で必要なエネルギーの約95%は細胞内にあるミトコンドリアで生成されているが、コエンザイムQ10は細胞内のミトコンドリア内に多く含まれ、エネルギー生産に重要な役割を果たしている。特に活発な働きをする心臓や肝臓,卵巣,精巣には多く含まれているという。

ユビキノンは炭素と水素と酸素のみから成る有機化合物。その構造。

引用元
By Klaus Hoffmeier – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1812220

コエンザイム発見の歴史は以下の通り。

1945年、ピルビン酸からクエン酸回路に入る過程の中間体「活性酢酸」(アセチルCoA)としてリップマンによって発見された。この業績により、彼は1953年にノーベル賞を受賞した。なお、同年、一緒に授賞したクレブスは、1937年にクエン酸回路を完成したことで有名である。しかし、1937年当時は補酵素Aはまだ知られておらず、中間代謝の研究におけるリップマンの業績は非常に大きいといえる。

コエンザイムQ10は、1957年ウィスコンシン大学のF.L.クレーン教授によって発見され、1958年 カール フォルカーズ博士がコエンザイムQ10 の化学構造を解明した。1978年 ミトコンドリアのエネルギー変換におけるコエンザイムQ10 の役割について研究したピーター ミッチェルがノーベル賞を受賞している

ということでその役割の重要さについては疑いのないところだ。

タミイ静止画1

ほらやっぱり効果があるんじゃない

信頼できるサイトではコエンザイムの効果を否定

ただウィキなどには以下のような記述もある。

ユビキノンは日本で過去に医療用医薬品として軽度及び中等度の鬱血性心不全症状などに期待されて1日30mgの投与量で用いられていたが、人での効果を明確に実証した研究はなかった。小規模な無作為化試験では運動耐容能や左室駆出率に関してプラセボと有意差を示せず心臓に関しては薬剤としての効能はほぼ否定されており、米国心臓学会/米国心臓協会はユビキノン(コエンザイムQ10)の治療目的での摂取について「心不全の治療法に対しては、更に多くの科学的根拠が蓄積されるまで推奨できない」(心不全治療ガイドライン2005)と位置づけている。現在では一般臨床の場では処方されなくなったため、一般消費者をターゲットとして日本の複数の製薬メーカーが、一般用医薬品(OTC医薬品)・医薬部外品として発売するようになった。その薬剤としての実証性のなさから、米国FDAは薬剤として認めておらずあくまで食品との位置づけであり、従って規制の対象外であり、医師の処方箋なしに消費者が直接店頭などで購入できるようになった。

日本でも2001年に医薬品の範囲に関する基準(いわゆる「食薬区分」)が改正され、さらに2004年化粧品基準が改正されて、健康食品や化粧品への利用に道が開かれた。しかし、体内で合成されるものを摂取すること、消化器で分解されることを考慮すると、コラーゲンと同等に、その効能は怪しい。摂取量については、どの程度までなら摂取しても安全なのか、などといった推奨量や上限量はわかっていない。また「多量に摂取した場合に軽度の胃腸症状(悪心、下痢、上腹部痛)」[1]があらわれるという報告があり、1日に数十mg以上の過剰摂取は避けた方が望ましい。厚生労働省からは医薬品として用いられる量(1日30mg)を超えないようにとの通知が出されている。 ユビキノンから開発された「イデベノンIdebenone(アバン)」は脳循環・代謝改善剤として使用されていたが、日本では1998年に医薬品の承認を取り消されている。

 

がっちゃん静止画1

ほんとだ、素晴らしい効果がありそうだね (T_T)

タミイ静止画1

ふざけんな、高いサプリ飲んでたんだぞ

 

結局成分として素晴らしくてもサプリとして摂取した場合に効果があるかどうかは別なんだよね。

これから健康食品(サプリメント)として販売されているコエンザイムQ10の「俗に言われている」効果、「アンチエイジング」「抗酸化作用」「美容効果」などについて見ていきたいと思う。

コエンザイムは経口摂取で効果があるのか?

歳を取ってくるとコエンザイムQ10 の生成力が衰え、血中濃度が減る。するとエネルギーを作り出すATPの生産力も落ち、その結果体の各部の働きも衰えていく。
そうならないためにはコエンザイムQ10 を外部から取り入れたら良いんじゃないかというのが、サプリを服用する理由。

もしそうできるんだったら嬉しいよね。ところがサプリの場合、そう簡単にはいかない場合がある、というかそういうことのほうが多い。

今まで見てきたグルタチオンなんかそうだった。
ただ体内でのグルタチオン濃度を高められさえすれば効果は期待できるというのがあって、その方法についてさまざまな調べてみたりした。

最強抗酸化物質で、グルタチオン濃度を増やせ!勃起の前に体の強化を!全く効果がないサプリはどれだ!!

コエンザイムの場合はどうなんだろう。

コエンザイムQ10 の場合、経口摂取すると小腸で体内に取り入れられた後リンパ管を通じて血液に流れ、体内に取り込まれるんだが。
摂取したもののうち6割以上が吸収されずに排出されると言う。

また吸収されたコエンザイムQ10 がなぜ加齢で減ったのかということについては、これが悪いことなのかどうかわかっていないんだという。
コエンザイムQ10 が減ったから内蔵の働きが弱ってきたのか、それともそれとは関係なく内蔵が弱ってきたのでコエンザイムQ10 が減ってきたのか、そういうこともわからないんだという。もし内蔵が弱ってきたからコエンザイムが減ったといんだったらコエンザイムを摂取しても無駄ということになる。
コエンザイムQ10の強い抗酸化作用は確認されているものの、それが人体内で何に”対して作用するのか、どのような働きをするのかについてはまだ不明瞭な部分が多い。少なくとも「がんの予防」などを言える段階ではない。

また喧伝されている効果の一つに、「美容効果」が挙げられるが、現在のところ美容効果について保証できる再現性の高い研究報告はない。

タミイ静止画1

えええええええええ、ほんと?

こんな感じで、コエンザイムQ10がATPの生成には不可欠であり、強い抗酸化作用を持つことは確かであるにしても、サプリを摂取することがとどのように私達の健康につながるかはまだわかっているとはいえない。

しかも臨床実験の結果が思わしくないし、あったとしても実験室レベルなんで、「アンチエイジング」や「がんへの予防」「美容効果」といった謳い文句の根拠が薄弱だ。逆に動脈硬化などに対する悪影響があると指摘されているし、多量摂取による下痢などの被害も報告されている。

一旦薬として認可されたものも取り消されているというのがコエンザイムQ10の現状だ。

コエンザイムQ10 に見る日本のサプリ業界の商業的ご都合主義

日本のサプリメント業界ではわざとかどうか(わざとだろ)、多くの誇張された情報が氾濫しているので、その中から信頼性の高いものを見つけ出すのは非常に難しい。
そして商品には私達が判断するのに必要な最低限の表示すらされていない場合が多いのである。

サプリメントを選ぶときの最低基準を知っておこう 日本のサプリの成分表示は参考にならない!海外サプリに完敗している訳とは

どこが

国産は安全です

だと私は思う。

とはいえ、私がこのサイトを作り始めた3ヶ月前、そんなことは思ってもいなかったんである^^;
私は昔から海外で薬を買ってはいたんで、普通の人よりも海外の薬に抵抗がなかったんだが。
それで、日本の薬事法は厳しいから安全で、だから少しぐらい高くてもしょうがない、やはり外国産は危ないんじゃないかって思っていたのであった。

皆さんは私ほど愚かじゃないとは思うけど、でも似たような思い込みをしている人はすこしはいると思う。
タミイもそうだけど、そういう方に少しは役に立てたら嬉しい。

私が作ろうと思っていたのは精力剤のサイトだったんで、それはそれはいかがわしい誇大広告が氾濫していた。
ほぼ騙しだと行ってもいいぐらいひどいものである。

ペニス増大サプリだとか、堂々と書いてある

でもそれもこういういかがわしい業界なんだから仕方がないって思っていた。 そこからペニスに有効なものがあったら自分も嬉しいし、それを紹介できたら、他の人に役に立つこともあるだろうと思った。

だが記事を書くために色々と調べていくにつれて、誇大広告を許してしまっている日本の行政のいかがわしさ。
ここに目を向けざるを得なくなってしまった。

いずれ、医薬品として認められているもの以外は全て食品に分類され、表示も個人の良心に委ねられている^^;
皆さんご存知のとおり、サプリメントは分類的には全部食品である。

食品の場合、日本では成分を多めに書き込んだ違法表示をしても、バレれば注意はされるけど、罰則はない。そもそも成分量を表示していないモノのほうが多い。
だからやり放題である。
表示でさえそうなんであるからして。
宣伝が誇大であっても当たり前、完全に野放しである。
だから残念ながら日本の精力剤はほとんど勧められない。(T_T)

そしてまたこの誇大広告というやつが巧妙である。

たとえば、コエンザイムにも日本コエンザイムQ協会といった団体があるけど、なんとか協会とか、さも公的な権威がある如く名付けられたところがが堂々と誇大宣伝に一役買っているのである。なんとか学会というのも相当怪しい。
申請すればだれでも作ることができる(最近知ったんだけど)なんとか学会をさも権威あるものに見せている。とても公共性の高い団体とはいえない。

さらにはそういうところの実験結果とか臨床試験というのも実は怪しい。
「個人の感想」のようなものを研究報告レベルのものとしてなんとか協会とかなんとか学会が流布している実態があり、信用ができない。

なので私は最近はウィキや国立健康・栄養研究所のサイトをまず見て、それから調べ始めるようになった。言い回しなんかがわかり易くないけど、書き直さずに引用しているのは、改ざんしてないよというためでもある。

すると、ネット上ではさもエビデンスが豊富であるようなのに、そんなことはまったくないとバッサリやられていたりする。

私が最初に衝撃を受けたのはウコンを調べたときなんだが。

俗に肝機能を増進するといわれ、二日酔いの抑止効果があるかのような宣伝を行う錠剤やドリンク剤が多数発売されている。沖縄の鬱金茶は、二日酔いを防ぐということで、飲酒の前後に飲まれている。また、居酒屋では、鬱金の粉末が常備され、泡盛などに入れて飲まれている。もっとも、国立健康・栄養研究所のデータベースによると、消化不良に対しては一部にヒトでの有効性が示唆されているが、信頼できるデータは十分ではないとされる(ウィキ)

と、ウコンは二日酔いには効きませんよとはっきり書かれていた。

私はその時酒を飲みに行くときにはウコンを飲んでいたんである。

ウコン(ターメリック)の効能を徹底的に調べてみた クルクミンの効能とは 肝臓には効かないってほんと?

ウコンにも他に有用な効果があるので、飲む価値はあると思うが。びっくりしてしまった。

コエンザイムの場合も、医学的な効能に関してははっきりしていて、非常に重要な成分だと思う。
だからサプリなりなんなりで体内に取り入れた場合の効果について現在の知見が明かされてしかるべきだ。
それでは売れないというのならそれで仕方がないじゃないかと思う。

その上でコエンザイムに関する本格的な研究が行わていけば、私達にとって有意な利用の仕方が見つかるかもしれない。
コエンザイムの体内濃度を何らかの形で増加させることができたら、体内エネルギーが充実する!なんてことがもしあれば、こんなに嬉しいことはない。

だが現状では。
検証が実験室レベルの基礎段階であるため、その効果には難の証拠もないにも関わらず、さもそれが「美容効果」「がんへの予防」などに対して普遍的な効果が有るかのように宣伝をして、販売されているのは残念だ。
なにしろコエンザイムを経口摂取してもそのままでは効かないのだから。問題だろう!!

現在のところコエンザイムのサプリを摂取する価値はない。

ね、タミイ!

ということで。

美容効果とかガンの効果ということだったら中鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸を調べるのもいいと思う。

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今回はここまで。