人工甘味料は本当に根拠なく貶められている食品だと私は思っている。

まずは人工甘味料そのものに毒があるかどうかということについて。
以前アスパルテームを例に出して記事を書いてみた。

アスパルテームは悪魔の甘い罠なのか?それとも問題なし?過剰な批判に根拠はあるのか?徹底調査してみた

今回はもう少し立ち入って書いていきたい。

まず確実に言えることはアスパルテームには「体内で反応する成分そのもの」としては毒があるとか、そういうことはない。

分子構造まで遡れば、アスパルテームだけが特に危険であるという説はデマか煽りである。

人工甘味料絶対悪という刷り込みをされてきていたんで、調べてみて私は非常に驚いたんだが。

アスパルテームの場合、人工と言いながら、「体内では自然界に存在していて完全に安全なもの」に分解される。
つまり、L−アスパラギン酸とL-フェニルアラニンの2種のアミノ酸より成り立っていて、それらは天然成分として自然界に普通に存在している。
私達はそれが入っているものを食べているんである。

しかしそれでも安全に不安があるという突き上げがあったんで。
さまざまな研究機関が長期間膨大緻密な研究を行った結果。
安全が確かめられたものだ。
公的な機関は安全宣言を出している。

the American Cancer Societyのレポートによればアスパルテームがガンを引き起こす可能性は殆どないと結論づけている。(以下は翻訳ソフトで変換したものをあえて加工せずに引用。ご興味ある方は実際のレポートにあたっていただきたい)

ラボで行われた実験でも人を使った研究でもアスパルテームが健康に与える害は発見されなかった。

他の公的機関、米国食品医薬品局(FDA)の報告でも欧州食品安全機関(EFSA)の報告でもアスパルテームが発がん物質であることが否定されている。

それでも不安だといわれるとそれは宗教上の禁忌のようなものになっていると思うので、わたしとしてはなんとも言いようがない。
詳しくは上記記事を読んでいただきたいが。

たとえばアスパルテームよりも悪名が高いサッカリンは発がん性物質ではないかということで一時使用禁止になった。何しろコールタールの中から発見されたということなんでイメージが悪かった。
しかしいまはその冤罪は晴れて、アメリカや中国ではこのサッカリンが業務用の甘み成分として大量に使われている。

コーエンらにより霊長類である猿に対して24年間サッカリンを投与し続けた試験の結果が発表された。この実験においてサッカリンが原因と見られる異常は発見されなかった。(ウィキ)

とあって。その他にはラットによる研究でも安全性が確かめられている。

私としてはここまで安全性が確認されていて。コスパが良すぎるぐらい良いとなれば、使っても問題はないという考え。
暖かくして飲むものや漬物に入れるのにたまに使っているけど。
全く減らない。

サッカリンナトリウム 500g

 

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水溶液はショ糖の500倍の甘味と痺れるような刺激の後味を持つ。ただし高濃度では苦味を感じるため、糖類系の甘味料に混合されて使用されることも多い。サッカリン自体はほとんど水に溶けないためチューインガムにのみ使われ、通常は水溶性のナトリウム塩(サッカリン酸ナトリウム)としていろいろな加工食品に用いられる。

¥ 2,830 + ¥ 540 関東への配送料

レビューが熱いので紹介をしておきたい。

他の馬鹿高い甘味料など使う気も失せます、上手に使いさえすればこれで十分です。

ショ糖の500倍の甘さというのは舐めないほうが良いです 舌の意味でも
通常ゼリー等の菓子にに50gの砂糖というのは、その目方から躊躇することもありますが、
実際はそれくらい入れないと甘くならなかったりするものです
ですが! サッカリンだと数値的にはそれを0.1gで達成してしまうわけです
とはいえ簡易スケールだとコンマ1gを計れるのは稀であり、計れても0.0と0.1の変わり目というあやふやな境界しかありません
こうなると飲み物に入れるにしても菓子作りにしても目分量しかないので、
“少々”スプーンでの1gから、その先にほんのちょっとの量で1.5Lのアイスコーヒーも甘くなるし大抵のお菓子作りの砂糖代替も出来ます
その目分量がある程度判ればカロリーOFFと実際に殆ど減らないコスパの良さが実感できるようになります
ともあれ砂糖なら入れすぎても甘ったるくなるだけですが、サッカリンは少し多めなだけですぐ苦くなるので
少なめのほんのり甘いくらいが使いどころとなるでしょう
苦くなってしまってもアイスコーヒーのようにブラックで作って足すことで甘くなるまで薄められるものならばいいのですが、
そうでないお菓子などでは慣れないうちには苦すぎる物が出来て廃棄することすらありました
激甘甘味料とは考えず、使いこなすユーザの技量を高めて下さい

この量は易々とは使いきれるものではなく、そう思えばこの価格は全く高いとは思えません

ということでいれすぎると苦くなるんで、若干の慣れが必要だ。
ただレビューに書いて有るほどのことはなく。本当に少し入れるだけにするとよい。
カカオマスのホットチョコレートに入れるときには1L作る時でも耳かきぐらいの量で十分すぎる。
ほとんど量がないので、当然のことながらカロリーは問題にもならない。

 

目の敵にされる人工甘味料だが・・・

今回はカロリーゼロの人工甘味料を摂取するとかえって太る、という説を検証してみたい。

たとえばカロリーゼロの甘味料ではなくて砂糖やブドウ糖溶液を使った場合カロリーはどのぐらいになるのであろうか?

よく単位に使われる大さじ1杯。上白糖大さじ1すりきり=9gとなっている。
その量の砂糖のカロリーはおよそ35kcalである。
清涼飲料水やアイスクリームに入っている砂糖はどのくらいか。

ジュースなどに入っている砂糖料の調べ方

これはネット上でさまざまな方がほぼ同じようなことを書いていらっしゃったので私もそれを引用させていただきたい。

それはどういうやり方かというと。
ジュースなどには普通にいう炭水化物は入っていない。
しかしラベルを見ると炭水化物という文字がくっきりと記されている。
この炭水化物というのが砂糖などの糖分なんだそうナ。

砂糖の量を調べる計算式 は
(内容量)÷(単位量)×(単位量当たりの炭水化物の量)=(全体の砂糖の量)

たとえば100mlあたりの炭水化物が11gと表示してあった場合。(コーラなんかがそう)
500mlのペットボトルには11g✕5=55gの砂糖が含まれているということ。

つまり大さじ一杯で9gなわけだから。
大さじ6杯以上もの砂糖を摂取することになる。

私はコーヒーはブラックなんで砂糖など甘味料入れないが。
フィリピン人は甘いコーヒーが好きで、マリちゃんなんかも小さじで3杯位入れて飲む。
私はそれは体に悪いと思えるんだが。
コーラなんか500mlで大さじ6杯。

とんでもない量である。
アイスクリームなんかもすごいんだろうなあと思うが。
そんなのばっかり食べたり飲んだりしてたら太るのは当たり前だろう。

それなのに人工甘味料入りのコーラのほうが太るとか!
そういうことが真顔で語られているのを見ると、どこに真実があるのかしっかりと調べたいという気持ちが湧いてくる。

カロリーゼロ表示の基準は

ちなみにカロリーゼロとかカロリー少なめとか表示がされているけど。
それってカロリーが全く入っていないんだろうか?と思って調べてみた。

飲料製品のカロリーに関する強調表示について。

100mlあたり5kcal未満の飲料製品
【ノンカロリー】【カロリーゼロ】【ゼロカロリー】などと表示してもよい。

100mlあたり20kcal未満の飲料製品
【カロリーオフ】【ローカロリー】【低カロリー】【カロリーひかえめ】などと表示してもよい。