今回はヒハツについて調べてみることにした。

精力剤成分を見ていると時々入っている。
ってことは勃起関連に有効なんだろうか?

ヒハツって何?

ヒハツは「ロングペッパー」とか「インド長コショウ」とも呼ばれる胡椒科胡椒属の物質である。
それでヨーロッパではギリシャ時代から使われていたというんだが。

ヒハツはいわば没落した香辛料で、”コショウを意味する英語 “pepper”は、サンスクリットでヒハツを表す“pippali”に由来している”とウィキに書いてあったが。
それ位香辛料の代表格だったのに、次第に黒コショウや唐辛子にとってかわられて、ヨーロッパではもはや使われなくなったんだとか。
大航海時代以後は大量生産出来、安定供給ができた胡椒にまず負け、胡椒より辛みがあるところは新たに発見された唐辛子に人気を奪われてしまった。

それで現在では通常のペパーより品質評価が低いんだが。
古代ギリシア・ローマ時代には逆にはるかに高価で取り引きされていたそうだ。
紀元1世紀のローマの記録によると、1ポンド当たりの値段は白胡椒7ディナール、黒胡椒4ディナール。
対して長胡椒は15ディナールで、当時の貨幣価値から考えるとヒハツは最高級品だった。
なので兵士に褒美として分け与えたとか、結婚の持参金、あるいは税金の支払いも、貨幣よりも希少価値のあるヒハツで支払われたんだそうな。

またアーユルヴェーダ医学でもその効能が謳われているところを見ると、今までは埋もれてしまっていたとはいえ、効果がある成分なんだろうと思う。インドでは長寿の薬といわれているという。

そしてここにきてブームになってるということはヒハツもいよいよ復権の時が来たんだろうか。

引用元
By I,, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2228700

それで。
かなり珍しい成分なんだろうなって思って飲み屋で知り合いに話したら。
なんとみんな知っていた。
テレビで放送されたりして突然有名になったんだとか。
私はテレビなんか見ないからまたく知らなかったが、今やブームにさえなってるという。

知らなかったのは私だけ?

いやあ恥ずかしい思いをしてしまったが。

ヒハツの効能は?

最近アーユルヴェーダ医学で上位に位置している成分が現代医学の観点からもその効果が実証されているものが多いが。
アシュアガンダなどは調べてみてその効果に対するエビデンスが豊富にあることに驚いた。

アシュワガンダはウコンより効く!癌にも効く!勃起関連にも有効!でも鬼灯の一種だったってホント?

同じくアーユルヴェーダ医学で評価が高いヒハツに期待される主な効能は以下の通り。

血液の循環をよくして血行促進する効果(育毛や抜け毛防止効果・冷え性を改善する効果・勃起効果も)

新陳代謝をよくして消費エネルギーを増やす効果(デトックス効果や効果ダイエット効果)
むくみを改善する効果
シミを取り、しわを伸ばし、肌をキレイにする美容効果

他の栄養素の吸収率を上げる効果

ヒツバにはなぜ様々な効果が期待できるのか?

ピリペンの働き

胡椒の辛み成分であるぴぺリンはヒツバのも含まれていて、それで体を温める効果がある。
血行を促進する効果もあるので勃起にも影響を与えるので、ピリペンを含む黒コショウなども精力剤成分として使われる。
血行促進は育毛にも効果がある。

また外から取り入れた物質の代謝を遅らせる働きがあって、一緒に取り込まれた栄養素の吸収率を高める働きをする。

ピペリンはまた、生体異物や代謝産物の代謝・輸送をつかさどるヒトの CYP3A4 や P-グリコプロテイン のはたらきを阻害する。
ピペリンが薬物代謝に重要な他の酵素をも阻害した動物実験の結果が報告されている[5

薬物の代謝を阻害するはたらきにより、ピペリンはさまざまな化合物の生物学的利用能を向上させる可能性がある。ヒトでクルクミンの生物学的利用能を2000%まで向上させたという報告がある。(ウィキ)

ピリペンの働きについては以下の記事に詳しく書いた。
バイオぺリンは95%濃度でピぺリンが含まれるように加工した商品の名前である。

吸収力を増すと言われているバイオペリンは勃起関連にも効果がある?

 

「ゴースト血管」はなぜできる?

テレビを見ていないんで何とも言えないんだが、その中で「ゴースト血管」という呼び名が出てきたんだそうな。
すごいよね、これって。
幽霊血管。

このゴースト血管を生き返らせるのがヒハツの役割というんだが。

仮面ライダーに対するショッカー!みたいな悪役のネーミング。
レインボーマンに対する死ね死ね団みたいなものか。
(こういう例えをすると歳がばれるけど)
今はほんと言葉狩りの横行でつまんなっちまったけど。
このネーミングは秀逸だ。

ちなみに死ね死ね団の歌はこれ こんな素晴らしい歌が子供番組「レインボーマン」の中で歌われていた。

ゴースト血管というのは毛細血管なんだけどその一部が消えてしまっているもの。
歳をとると末端の毛細血管がなくなってしまうんだね。
毛細血管がなくなった場所には栄養がいきわたらない。

末端の肌が干からびてしまう。

でも血管がなくなってしまうというけれど。
なぜそんなことが起きるのか?

と思ったらば、その理由は最近になってわかってきてるんだという。

最近は血管やリンパ管の老化を防ぐメカニズムが解明されつつあり、今までのアプローチと違う角度からの研究が進められていたようだ。

 

タミイ静止画1

知りたい

歳をとってくると、なぜ毛細血管が消えていくかということだが。

血液の通り道である血管やリンパの通り道になっているリンパ管は、内側の内皮細胞を外側の壁細胞がしっかりと結わえている構造になっている。
細胞がつなぎ合わさって血管ができているのだが、それが離れないように外側にもコーティングがなされているというのが血管の構造。

ところが血管が古くなってくると壁細胞と内皮細胞の接着はもろくなる。
当然隙間ができてしまうとそこから栄養分や酸素が漏れてしまう。これがいわゆる血管の老化で、むくみはこのようなダダ漏れの状態で血管やリンパ管から流出したものが細胞に広がることによっておこる。

リンパ管は特に老廃物や水分を回収するわけだが、それが行われなくなると、体内に毒が溜まったような状態になる。
そして血管の中に血液が流れなくなると、その血管は死滅してしまう。その死んだ血管がゴースト血管といわれるものだ。

こうなると体全体にダメージが広がり、さらに老化が進むというわけだ。

タミイ静止画1

なるほど。まだ若いから問題はないけど、がっちゃんはそろそろ気を付けたほうがいいかもね

この視点というのはアルギニンとか、その他血行を良くするというものとは違って、血管・リンパ管自体のメンテナンスを行うことで、老化を防ぐというものだ。

アルギニンの効果がすごい!勃起関連以外でも素晴らしい!その効果とは

その仕組みが分かってきたということだ。
これってすごいよね。

血管を若々しく保つために必要なものとは?

血管やリンパ管を隙間ができて漏れないようにするためには常にそうならないように補修する機能がなくてはならない。
そこを受け持つのが壁細胞から分泌されるアンジオポエチン-1と内皮細胞にあってそれを受け取る受容体Tie2(タイツー)といわれるものである。

アンジオポエチン(英: angiopoietin)は、脈管形成(vasculogenesis)あるいは血管新生(angiogenesis)を促進する糖タンパク質で、成長因子である。脈管形成は、発生初期の胚形成期に血管がないところに新たに血管がつくられることで、血管新生は発生初期以外で、既存の血管から新たな血管が分岐し伸長することで血管がつくられることである。それら血管の形成を促進するのがアンジオポエチンである。(ウィキ)

アンジオポエチンというのは血管を作り出すもとになるものなんだね。

そして

アンジオポエチンの基本的な機能は、TIEファミリーと共に、脈管形成(胚形成期に、血管がないところに新たに血管がつくられること)および血管新生(既存の血管から分枝伸長して血管を形成すること)を担うことだ。(ウィキ)

ということなんだが。
つまりはアンジオポエチンというたんぱく質と、それを受けて活性化するTie2(タイツー)のセットで血管が新たに生み出されていくということだ。
それはまた新しい血管だけでなく、今ある血管の修復も行われるということ。

じっさいTie2(タイツー)が活性化すると内皮細胞が増加し、隙間をふさぐ。
そして新しい細胞が血管を覆う。古くなって隙間ができている血管を修復する働きもあるんだね。

詳しくは

老化から血管を守るTie2(タイツー)とは

などに詳しい。このサイトは実に詳しい。動画もあるので、わかりやすくて、おすすめである。

 

なぜヒハツなのか?

それで血管を若返らせる方法はわかったとして。
なぜヒハツなのかということなんだが。

 

アンジオポエチン-1に代わる、活性化物質はないかというこで、様々な成分を研究下家か結果ヒハツもあるでよー!ということになったらしい。
実際Tie2を活性化させる植物はほかにもいくつか見つかっていて。

ツルレンゲ

スターフルーツ

月桃(げっとう)

ハス胚芽

などがあるという。
これらについてはまた別記事で書いてみたいが。

いずれも「Tie2」素材を利用して老化を防ぐサプリメントを作ってみませんか?を参照。

つまり本来はアンジオポエチン-1を注入したいところなんだけれど。
それを注入することはできないので、それと同じような性質を持つ「植物エキス」を探してそれでサプリを作ってみませんか?

ということなんだと思う。

タミイ静止画1

なんか説明が怪しくなってきたわね

がっちゃん静止画1

なぜアンジオポエチン-1を直接注入することができないかということについては調べたがよくわからなかったんで。
もしもっと調べて書くことが出てきたら追加したいと思う。

アンジオポエチン-1がなくてもそれと同じような働きをするものってのは先程書いたように調べたら色々とあったようで、ことでこのヒツバも取り上げられたということだ。
もし本当にそうだったらたしかにヒツバを摂取する意味はあるよね。

そのゴースト血管を改善する効果が期待できる食材としてのヒハツの場合。
そのエキスを血管内皮細胞に注入すると「Tie2」の活性化率がアンジオポエチン-1と同レベルだということが分かった。

ということだと、かなり期待ができる成分だということだね。

おすすめサプリ

このヒハツなんだが、iHerbで調べた限りだと単体でサプリになっているものは見当たらなかった。
これも前回調べたプエラリアと同じように、日本でこそ人気になっているけど、世界的には認知されていないもののようだ。

赤いプエラリア(アカガウクルア/ソフォン/ブテアスペルバ)と白いプエラリアはどこが違うのか?ソフォンの効能は?プエラリアが危険なのはなぜか?

そこで日本のもので調べてみたが、それでも少ない。
そしてかなり高い。