精力剤の中にフェニルアラニンが配合されているものがある。
フェニルアラニンには様々な効果がある。
でも精力剤に入っているっておかしくないか?
ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの原料となるアミノ酸だけど。

ドーパミンは快楽物質とも言われていて、だから精力剤に入っていてもおかしくはないが、たしかアドレナリン全開になったら勃たなくなるんじゃなかったっけ?


ちと違和感があったんで調べてみることにした。
勃起とは関係ないような気がしたからだ。

精力剤を調べてみると、D-L-フェルトニンが配合されているものもある。
DとLと言うのは異性体のことで。分子式は同じだけど、性質が違う化合物。
鏡面体ともいい、鏡に映すとおなじに見えるけど、実際に重ね合わせると合わないという、自分の右手と左手のような関係である。
アミノ酸にはD体とL 体があるが。
自然界にあるのはすべてL-フェニルアラニン。
しかしフェニルアラニンの場合、医学的効果があるということでD- フェニルアラニンも人工的に作られていて、うつ病の治療薬などに使われている。
と聞いたことがあるがそうなるとますます精力剤とは関係なくね?

でもうろ覚えなんで。とりあえず調べてみるか。

マリちゃん静止画1

頑張って!

フェニルアラニンって何?人体に対する影響力って?

L-フェニルアラニンは、肝臓でL-チロシンに変換することができる必須アミノ酸。

L-フェニルアラニンが効果を発揮するための流れは以下の通り。

 

 

L- フェニルアラニン⇒肝臓でチロシンに変換される

甲状腺ホルモンのチロキシン、トリヨードチロニンに変換される。トリヨードチロニン(トリヨードサイロニン)は最も強力な甲状腺ホルモンである。
チロキシンはトリヨードチロニン(トリヨードサイロニン)の前駆体なので、チロシンを服用することで甲状腺ホルモントリヨードサイロニンの濃度が高まり、体温、成長、心拍数などを含めた体内のほぼ全ての過程に活発な関与をしていくことになる。

甲状腺ホルモンのすごいところはをほぼすべての細胞にそれを受け入れる受容体があるため。
全身の細胞での基礎代謝量の維持または促進が起こり、各細胞で呼吸量、エネルギー産生量が増大することだ。

つまりL- フェニルアラニンを摂取すると”元気になる”!!

チロシンはメラニン色素に変換される。
毛や皮膚のメラニン色素は細胞核のDNAを損壊する太陽からの紫外線を吸収し、体を守る。つまり皮膚関連の防御機能が強くなるってことだよね。

レボドパ、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどの神経伝達物質に変換される。これは少し詳しく書いてみたい。

チロシンが神経伝達物質になる過程だが。

チロシン⇒レボドパ⇒ドーパミン→ノルアドレナリン→アドレナリンの順序で変化していく。

タミイ静止画1

するとどうなるの?

ドーパミンは、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、運動の調節、ホルモンの調節などを行ったり、脳に働きかけて、快感、意欲、学習などに関わる。
何かに熱中するとドーパミンが分泌されて快感と陶酔感を与えてくれる、とはよく言われていること。
ドーパミンは好奇心の源とも言われ、何かを理解したりするとドーパミンがでるという。新たな冒険に立ち向かったりするのはドーパミン分泌による快楽を味わいたいからだとも。食中枢にも関係していて美味しいものを食べるとドーパミンがドバドバ分泌されるので。過食の原因になる。
その他ギャンブル依存症などはドーパミンを分泌させて更に大きな快感を得ようとするから起きるんだとも言われている。

それで次のノルアドレナリンだが、これはストレス・ホルモンのうちの1つであり、注意と衝動性 (impulsivity) が制御されてい生物の脳の部分に影響する。妄想だけでは実際の行動に移ることができないので、ノルアドレナリンに変化することでドーパミンの暴走を抑え、闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させるんだと。
つまりはドーパミンが脳の快楽を引き出す物質だとしたら、ノルアドレナリンとアドレナリンはその刺激を交感神経を通じて身体全体に働かせる物質と考えれば良いのかな。

アドレナリンは交感神経が興奮した状態、すなわち「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれるという(ウィキ)。ノルアドレナリンよりもさらに強度のストレスに対する反応を全身の器官に引き起こす。つまり体の状態をイケイケにするんだが。何故か勃起関連だけには抑制が働く。
アドレナリンが分泌されると言うことは何らかの対象に向かって戦闘態勢に入るってこと。
そんな生きるか死ぬかの戦いの時に勃起してたらまずいだろ!ということなんだろうか^^;

それで。
アドレナリンの分泌を抑えることで勃起力を増すというヨヒンピンのような精力成分もあることなので、私としてはアドレナリンの分泌を強化する成分が精力剤に含まれるってことについてスッキリわかったとはいえない。

ただ言えることはもし原料が不足してドーパミンやアドレナリンが作られなければ、うつ病になったり、そこまで行かなくても無気力にはなるだろう。生き生きとした生活は望めない。そういう点ではセックスだって無気力じゃやれないし、女性を口説くってのは快楽以外の何物でもない。L-フェニルアラニンやチロシンは無くてはならない存在ではある。神経伝達物質がいつでも発動できるよう、L-フェニルアラニンやチロシンを十分に確保しておきたいものだ。(無理やり結論^^;)

 

以上チロシンの働きは広範囲に渡る。
驚き。
チロシンはホルモンの前駆体でもあり、メラニン色素の前駆体でもあり、カテコールアミン(カテコールとアミンを有する化学種)を持つ神経伝達物質の前駆体にもなっている。体内の様々な働きに貢献してるんだね。

 

あー疲れた^^;

たったこれだけ書くのに随分と調べるのに時間がかかってしまった^^;

がっちゃん静止画1

何もしてないお前が疲れてどうするんじゃ

でもまあこのサイトは下から目線というのがコンセプトだから。わからないことを自分なりに解決して。
それをそれを書いていくしか無い。

それにわかると快感だ!!今私の脳内にもドーパミンが溢れている。

がっちゃん静止画1

ただ頭が悪いから理解するのに時間がかかっただけだろうというやつもいるけどね。実際その通りなんだけど。/char]

タミイ静止画1

知ったかぶりをするよりは良いよ。本当はどうなの?ということを知りたいわけだから。

これを調べてているうちに脱線して神経伝達物質についてはかなり突っ込んで勉強をしてしまった。それで思うことは体の仕組みは複雑なんで、成分の働きも一筋縄でいかないってこと。ドーパミンなんか快楽物質だということでくくっっちゃうと、だからやっぱり精力剤には必要な成分だってことで片付けられるし、そのほうがスッキリする。でもそれは一つの物語にすぎないわけで、実際は脳の意向が体の各部分に降りていくときにはノルアドレナリンやアドレナリンが各部に指令を送る。
そのアドレナリンは体全体が攻撃モードになるときには下半身に対して「絶対に勃起してはいけない」という指令を出す。
つまりは勃起不全を引き起こす成分なわけ。でも実際には興奮した状態でセックスはおこなわれる。
本当のところはどうなっているんだろうか?興味は尽きない。

タミイ静止画1

またそこに戻るわけ?

 

他にも神経伝達物質はいろいろあって、実に面白かった。今はドーパミンなどについて書いているわけだけど、実際には様々な神経伝達物質が絡み合って体の機能を制御してる。

私は今回勃起ライフ(健康生活)にとって神経伝達物質に関する知識を深めることが重要であるということは認識した。

が、とても複雑なので、あらためて勉強をし直して別記事で書いてみたいと思う。

引用元
https://goo.gl/4FPUZG

なぜチロシンではなくてフェニルアラニンが必須アミノ酸なのか?

がっちゃん静止画1

フェニルアラニンは必須アミノ酸と言われているようなんだけど。必須アミノ酸って何?

必須アミノ酸に指定されているのは9つ。体内で作られないから食事から栄養分として摂取しなければならないから必須アミノ酸という。
これらが必須だと言われるのは成長そのものに影響を与える成分と考えられるから。
幼児とか成長期の子供には特に必要とされてる。
まあその他にも必須アミノ酸それぞれの働きがあるが、今回はフェニルアラニンについて調べている。

それで話は脱線するが、L-フェニルアラニンは肝臓でチロシンに変換されて初めて効力を発揮する。でもチロシンも普通の食事で摂取することができる。
それならL-フェニルアラニンではなくてチロシンを必須アミノ酸と呼ぶべきなんじゃないか?
と、こう疑問に思う人も多いようだ。(私のことだが)
なにしろL-フェニルアラニンもチロシンも、含まれている食品にはカツオ節とか、大豆製品、チーズなどがあり、ほぼ同じだし。
なんとなく釈然としない。

ネットで見てみたら私のように思った人もいたようで、様々に書かれていたけど。
よくわからない、ってのが本当のところ。

タミイ静止画1

だめじゃない、そんなんじゃ。

がっちゃん静止画1

でもここで時間を食っても仕方がない。そのうち教えてくれる人も現れるさ。


ということで^^;とりあえず先に進みたいと思う。

フェニルアラニンの効果

フェニルアラニン、チロシンの働きを見てみると、血圧を上げる作用があるような気がした。
調べ始めたら、そう書いてる記事も見かけた。でもウィキなどをみてみると、フェニルアラニンを大量に服用したからと言って気分が高揚するとか、性欲が高まるとか、そういうことは無いそうだ。考えてみれば当然のことで。もし戦闘モードに入ってしまったようなときなどはチロシンがアドレナリンに変わって体内に緊張感をもたらし、血圧も高くなるんだろうが、心が平静なときにフェニルアラニンが体内にあるだけで血圧が上がるはずがない。
だからフェニルアラニン、チロシンを摂取するときに血圧の心配をする必要はない。

効果としては以下など

体内にチロシンが多いと、ドーパミンなど必要なものに次々とへんかんされ使われていくので、脳が活性化されて記憶力が良くなるとか、頭がスッキリするとか。そういう効果があるようだ。また体をアクティブにしてくれる効果もある。

アドレナリンを分泌しやすくなるので、鬱とか強い不安感などを改善する効果もあったりする。

またメラニン色素が作られていくので、皮膚疾患の改善にも効果がある。

喧嘩しているときには骨折していても痛みがない事があるように、アドレナリンが放出されているときには鎮痛効果もある。

では勃起関連でいくとどうなんだろう?

勃起のメカニズム ED解決のためにぜひ知っておきたい基礎知識

上記記事にも書いたけど、勃起のメカニズムは実にシンプルである。

脳が性的刺激を感知⇒神経を介してNO(一酸化窒素)が放出⇒血管拡張物質cGMPを増やす⇒ペニスが勃起⇒事が終わる⇒cGMPサイクリックGMP(グアノシン一リン酸)の放出が止まる⇒陰茎海綿体にあるPDE5(ホスホジエステラーゼ5)によってcGMPが分解される⇒ペニスが萎える。

これで行くとフェニルアラニンを摂取すると神経伝達物質の働きが活発になり、また甲状腺ホルモンも分泌されやすくなるので、脳に刺激を受けたばあい、神経を通じて各所にその興奮を使えやすくなるってのがフェニルアラニンが精力剤に配合されている理由なのかなと思った。
このあたりもいまいち確信はない^^;

だが色々調べてみて、いざという時には快楽本能と攻撃本能を目覚めさせてくれるドーパミンやアドレナリンが放出される。
その原料となるものであるからして。精力剤成分としてはあってもいい成分のような気がしてきた。

なぜD-フェニルアラニンが含まれているのか?

すべてのアミノ酸)はL型とD型があり、自然界ではすべてL型である。
D-フェニルアラニンはだから人工的に作られるが。

とりあえずと思って調べてみたらこれがなかなか興味深い。

アメリカで売ってるサプリメントはほぼL単体のフェニルアラニンかDとLの混合タイプ。均等に入っている。
でもD-フェニルアラニンだけのサプリも売っている。

D-フェニルアラニンは体内で一部がLフェニルアラニンに変わるが、実は脳内麻薬と言われるエンドルフィンと同様の働きをするエンケファリンを分解する酵素の働きを阻止する効果があるという。
エンケファリンとモルヒネについてはこの記事など詳しい。
エンドルフィンについてはまた詳しく書くこともあると思うが、モルヒネと同様の効果を持つもので、マラソンの時、ある一定の距離を走ったとに起きる「ランナーズハイ」はエンドルフィンの分泌によるものだとも言われている。(まだ確実にそうだと明らかにされてはいない)

D-フェニルアラニンは脳内麻薬が体内で分解されるのを阻止することで脳内麻薬成分の効果を持続させる働きがあるということだ。

脳内麻薬と聞くと何やら勃起関係にも効果抜群という期待が出てくる。
D-フェニルアラニン単体のサプリにも勃起とは関係がないが、そのような説明がなされていた。

D-フェニルアラニンは必須アミノ酸L-フェニルアラニンに関連する非タンパク質アミノ酸です。 D-およびL-フェニルアラニンは、互いに構造的鏡像になります。少量のD-フェニルアラニンは、体内でL-フェニルアラニンに変換される場合があります。D-フェニルアラニンは、「エンドルフィン」として知られている化合物の分類に属する、体内で自然に発生している物質、エンケファリンを分解する酵素を阻害することが報告されています。

  • 軽度の痛みの緩和の補助に

¥1,670

一日のコスパは1,670÷60=28円弱

 

おすすめサプリ

やはりこれもiHerbがおすすめ。ざっと調べた限りでは同じ商品ならば最も安い。

L-フェニルアラニンはこれかな。

L-フェニルアラニンは、タンパク質の生成には不可欠なアミノ酸です。L-フェニルアラニンは、神経伝達物質のドーパミンとノルエピネフリンの構造の一部を形成するアミノ酸チロシンに容易に変換することができるので、神経系の健康維持において重要となります。

¥1,237

一日のコスパは1237円÷120=10円強。

L-フェニルアラニンであればチロシンで摂取しても同様の効果が得られる。

L-チロシンは、神経伝達物質のドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンのみならず、皮膚色素のメラニンの生成にも必要である条件的に必須なアミノ酸です。 ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)とアドレナリン(エピネフリン)は、激しいストレスに対する体の反応で主要な役割を果たし、ドーパミンとともに、前向きな気分と精神的敏捷性のサポートを促進します。 さらに、L-チロシンは、特に甲状腺の正常な機能に不可欠です。

¥1,040

一日のコスパ1040円÷120=8.7円弱。高価が同じだとするとL-フェニルアラニンよりもチロシンのほうがコスパが良い、

DL-フェニルアラニンはこれ。

DL-フェニルアラニン、またはDLPAは、DとL形状のアミノ酸フェニルアラニンが半量づつの混合で (フェニルアラニンは、D形状として利用される数少ないアミノ酸)研究者には、D-フェニルアラニン(DPA)はエンドルフィンとエンケファリンを分解する酵素の働きを抑制すると信じられています。これらは脳内のオピオイド受容体に付くタンパク質で、不快感の知覚に影響します。この酵素の活動を遮断する事で、DPAはエンドルフィンとエンケファリンの寿命を延ばし、それが気分の快適さに好影響となります。L-フェニルアラニンは、二つの神経伝達物質の前駆物質であり精神の機敏性をサポートします。

¥1,172

一日のコスパは¥1,172÷60=19.5円

 

 

いやあ神経伝達物質や甲状腺ホルモンというのは奥が深いね。
読んでて目が回ってきた。
でもとりあえず最低限の知識は身につけたって感じ。

タミイ静止画1

身につけたっていうよりもただなぞってみたって程度でしょ。

がっちゃん静止画1

はっきり言えばそういうこと。

有名精力剤のメガマックスシリーズになぜフェニルアラニンが入っているのかがおぼろげながらわかってきたような気がしないでもないような、そんな気がする今日このごろである。

さて今回は終わりにするか。酒でも飲もうっと。ね、まりちゃんはフィリピンに帰ってるからタミイでも良いや。