ガラナといえば、瓶詰めの清涼飲料水というイメージだ。
昔ドリンク剤で販売されていた。コーラを酸っぱくしたような味だった。
薬臭い味がなんとも言えず後を引いた。

タミイ静止画1

知らない。いつの話?私が生まれる前でしょ


がっちゃん静止画1

いや初めて発売されてた頃は[私も生まれてない。でも子供の頃はあったよ。

今回調べてみたら、コーラに対抗するために日本で開発された飲料水だったんだと知った。
本州では見かけなくなったけど、北海道では今でもガラナのほうが飲まれているんだそうな。
コカコーラの進出が北海道だけ遅れたために、それまでにガラナ飲料水が定着したんだと書いてあった。

コカ・コーラの場合、最初は「ペンバートンのフレンチワイン・コカ」というお酒で、コカの葉とコーラの実、ダミアンの葉を混ぜて作っていたが。うつ病や女性の神経症に効くということで人気があった薬用酒だった。
だけど、コカの実の成分のカフェインだけの清涼飲料水になってしまった。
とはいえ最初はコカインが入っていたという記事をどこかで読んだことがあるが…ウィキを見たら、1903年以降はコカインは入っていないとのことだ。

ということで、今は残念ながら?コカ・コーラにはコカインが入っていない。しかもコ-ラの実じゃなくてコーラの葉から抽出したカフェインを使っていたが今はそれさえも使っていないという。
ガラナ飲料は

  • 原材料:果糖ぶどう糖液糖・ガラナエキス・カラメル色素・酸味料・香料

と書いてあったので、ガラナエキスが入っているようだ。

ガラナの主成分もカフェインだから。味が似ているのかな?

思い出したら無性に飲みたくなったんで買うことにしたんだが。
ウィスキーをそれで割ったらうまいかな?

感想はまた後で書いてみたい。

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ガラナって何?

ということで親近感が湧く精力剤成分のガラナ。

ブラジルのアマゾン河流域を原産とするムクロジ科のつる性植物で、10メートルから12メートルほどの高さまで育つ木なんだそうな。
かなり高い。

引用元
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2155290

そのガラナの種子から抽出されたものが精力剤の成分となっている。

引用元
By A C Moraes from Brasília, Brasil (Original do Brasil) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons

写真で見るように、種子は直径一センチほどの光沢のある赤い球形で、赤い果実が熟すと割れて中から黒い種子が姿をみせる。現地の人たちは発酵させて取り出した種子を炒ったり燻製にしたりして、その後砕いて粉にし、キャッサバなどのデンプンと混ぜ合わせ、ペースト状にして様々な食品や飲みものや薬品の原料として使っている。

 

引用元
http://kratompowder.cart.fc2.com/ca12/59/p-r12-s/

またアルコール抽出したエキスは疲労回復や滋養強壮の薬として用いられる。

引用元
By User:Wesley2048 – Self made: Wesley H. Brewton Jr. tags=guaranaImage:Guarana.jpg of English Wikipedia, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1552282

手作りで商品化されているガラナ

南米インディヘナの部族、特にガラナの名前が由来しているガラニス族では、昔からガラナの薬効に気づき、大切に使ってきたそうだ。主に、興奮剤や鎮痛剤、慢性の下痢の治療などに用いられて来たといい、治療法としてさまざまな伝承が残っている。
最近は世界的に知られるようになってきて、ブラジルの国民飲料でもある『ガラナソーダ』の主要成分であることは有名だが。

驚くことに今でも世界のガラナペースト商業生産量の8割がアマゾン奥地にいるガラニインディアンによって、供給されているという。
しかも全て手作業で。
1980年以降さすがにブラジル政府もガラナの価値に気づいて、熱帯雨林の原住民が採用している伝統的手法によるガラナ生産の重要性を認識しつつも、ガラナの国内生産を増やす為に、様々なプロジェクトを立ち上げるようになっている。

でも全部手作業なんて味わいがある。ますますガラナに親近感が湧いてくる。
ガラナはアマゾン熱帯雨林に住む人たちの生活の糧になってる。素晴らしいことである。

ガラナとカフェイン

ガラナの種の化学分析が最初に行なわれたのは1700年代。
ドイツの植物学者セオドア・フォン・マルティウスは実験の過程で苦くて白い水晶の様な物質を種から取り出すことに成功した。
マルティウスはこれをガラニンと名づけたが、実は主要成分はカフェインだった。
1819年にドイツのフリードリープ・フェルディナント・ルンゲはコーヒーからカフェインの成分だけをを単体で取り出すことに成功した。
そのため、ガラニンという名前は消えてしまったのが残念。

ガラナの種には最大5%(25,000~75,000ppm)のカフェイン、300~500ppmのテオフィリン(アルカロイドの一種)、300~500ppmのテオブロミン(神経興奮剤などに用いる)が含まれている。

キサンチンアルカロイド(カフェイン、テオフィリン<筋弛緩剤、血管拡張剤等に用いる抽出成分>、テオブロミン<神経興奮剤、動脈拡張剤、利尿剤等に用いる抽出成分)は、ガラナが持つ治療作用に大きく貢献していると考えられています。臨床研究では、テオフィリンは、心筋や中枢神経系を刺激し、敏捷性や注意を高めたり、心身疲労を軽減する作用があります。また、強い利尿作用も持ち、気管支の緊縮を低減するので、喘息に有効です。テオブロミンも同様の効果を持ちます。確かに、ガラナの民間伝承的利用法の多くは、このカフェイン含有により説明することがでいきると考えられます。カフェインに関する立証された効能の中には、脂肪を減少させたり、疲労を軽減する作用も含まれています。

1998年に発表されえた動物実験を伴った毒理学上のリサーチでは、体重1kgあたり2gという大量のガラナを摂取したとしても、一切毒性がないことが実証されています

ということなのだが、ガラナは主にカフェインにかかわる効果がみられるということで脚光を浴びた。

カフェインの作用

カフェインは興奮作用を持つ精神刺激薬のひとつ。中枢神経を興奮させることで覚醒作用を呼び起こし、集中力を高める働きをする。
脳が興奮するとドーパミンなど神経伝達ホルモンが分泌され、陶酔感や満足感を発生させる。
またアドレナリンなどの働きによって強心作用、脂肪酸増加作用による呼吸量と熱発生作用による皮下脂肪燃焼などが起きる。

このあたりのことは別記事に詳しく書いてみた

アドレナリンを増強するフェニルアラニン・チロシンが精力剤に入っているのはおかしくないか?

なので痩せ薬の成分にはカフェインが入っている場合が多い。

国際オリンピック委員会では、選手の1mlの尿中12μg以上のカフェインが含まれていると失格となるが、そのぐらい運動能力が高まる成分だとも言える。
なんせ国際オリンピック委員会のお墨付きである。カフェインは効果があるのである。
その作用とは。
カフェインが脳を興奮させることで集中力が高まり反対に疲労感は低下する。興奮することで快楽物質であるドーパミンやアドレナリンが大量に分泌され、筋肉運動の促進をうながすと言うもの。

他にも幾つか作用する理由があるようなんだが。
実際の実験でもカフェインを摂取した選手のほうが持久力が飛躍的に高まることが明らかにされている。(という)

その他の効果

ただ最近は様々に研究が進んできて、いち早く確認されたカフェイン効果以外にも、伝承によってガラナにあるとされてきた様々な”効果”には科学的根拠があることが明らかになってきているという。
漢方薬や伝統医学は科学的に証明されていない効果もたくさんあるが、何千年という期間に渡る人体実験によって統計的に確実な効果が確かめられているものが多い。
ガラナもまた科学的に解明されていない効能が多数あるようだ。
様々な臨床実験をして確認された効果は以下のとおりである。

心臓強壮や精力強壮作用

精神的な鋭敏さを増す効果、健忘症を防ぎ、記憶力を向上させる効果。

抗酸化作用

神経痛、腰痛、リューマチを治癒する効果

血液を薄める作用

ガラナから抽出したカフェインだけの投与や朝鮮人参エキスよりも、ガラナの種全体から作ったエキスの方が効果的である

 

詳しい解説はインカの台所を御覧いただきたい。
引用文献を例示して丁寧に書かれている。南米の健康成分の解説では最強かもしれないので成分そのものについてはそちらをご覧になるのがおすすめ。

タミイ静止画1

またインカの台所?随分とお世話になっているわねえ。

 

ガラナは勃起関連には効果があるのか?・・・あまり関係ない?

今まで見てきたところでは、元気いっぱいにはなるにしろ、直接下半身に効くというものではないようだ。
運動機能が高まり、集中力も増し、元気いっぱいになる成分。
それ以外にも体のために良い効果が盛り沢山である。
それは巡り巡って彼女とのセックスライフを充実させるのには役に立つと思う。

だからなのか、色々と調べても屈折したところがない。いやらしいところに目が行かない分、ガラナって良いね、って言う温かい目が注がれている。

これは同じ南米のマカにも言える。私はマカは勃起関連に直接的な効果を及ぼさないと思っている。
勃起しまっせ、というのは売るための宣伝文句にすぎないと思っているが、そのためかマカについても温かい声援が送られているようにみえる。

マカってどこがすごいの?精力剤としての価値は?騙しが横行するマカの偽装表示とは?

しかし・・・・・・

私この記事の前にヨヒンビンと、

ヨヒンベ(ヨヒンビン)は精力剤や痩せ薬として効果があるのか?危険なのに効果がないという説を検証してみた

同じく南米の媚薬と言われるムイラプアマについて調べてみた。

ムイラプアマは危険な成分?海外精力剤の定番を徹底検証

こちらの方は調べていて冷たい目が注がれているような気がした。
ムイラプアマのとこにも書いたが、何しろこれらは「合法ドラック」と言われていて、日本でも目の敵にされているんである
いじめられているような感じなんである。

ただ私はムイラプアマについてはそれでも随分好意的に書いた。

まだわからないことも多くて。これから評価が高まってくると思ったからである。

何しろ精力剤の成分の多くは伝統医学によって効果があると認められているが、現代科学の基準を満たしていないものが多いからである。
単なる迷信なのかもしれないのである。
とは言え科学が万能なわけではないから、まだその効果のもとが発見されていないもののほうが多いと思う。

でもそこに精力剤成分のなんともいかがわしい雰囲気が漂ってきてしまう原因がある。

そしてヨヒンビンのように研究が進むに連れて、言われているようなストーリーで勃起するというのは科学的にはありえないってな話にもなったりする。
私はずっとヨヒンビンの味方だったんで、今回ひょっとしたらあまり効かないんじゃないかっていう記事を書いたら。
お前が効くと思ってたのはプラシーボだったんだよと言われたりした。

私は実際服用してみて効果があったので、そんなことはないと思うけど・・・・・・・こうやって体験的統計学的真実と科学的真実のせめぎあいというのが精力剤、には限らないけどサプリの世界にはあることを知った。

だから面白い。

ガラナはどうなるんだろうか。楽しみである。
新しい知識が増えたら情報を足していきたいと思う。

引用元
http://kratompowder.cart.fc2.com/ca12/59/p-r12-s/

おすすめサプリ

ガラナはブラジルから輸入された天然ハーブです。アマゾンのアメリカ先住民族に数世紀もの間、活力剤として使用されてきました。

¥2,305

一日のコスパは2305÷120=19円強。
ガラナは単体サプリで摂取したことがないので、なんとも言えないが、商品説明もサラッとしたものである。
主力の成分はカフェインだから、飲むとスッキリとするんだと思うし、レビューでもそんなことが書いてあった。

グアラナ種子エキス(22%カフェイン) 900 mg

900×0.22=198㎎と言うと安全ラインで、十分な量のカフェインを摂取できる。

今回はここまで。