今回はカルニチンについて調べてみようかと思う。
カルニチンについてはよく知らず、勃起関連の成分でもないんで今までスルーしていたが、ある記事で。
20台をピークに減少するカルニチンだが、100歳以上の人には血中のカルニチンの濃度が高い、という記事を読んで。
なんで?と思った。それでウィキを見てみたら。

100歳超の超高齢者においては、血中のカルニチン濃度が高い例が知られている。高齢者に肉食を勧める東京都老人総合研究所の調査結果とも併せて興味深いところである。一般的には高齢者は体内のカルニチン保有量が少なくなっており、また肉食の機会も少なくなる傾向がある。これを補う目的においても、流動食など臨床分野においてカルニチンが応用されている。カルニチンのサプリメント摂取により、高齢者のエネルギー代謝、脳における神経伝達物質の機能改善に寄与したという論文がある。(ウィキ)

本当なんだ。ウーム!なんと。スマドラとしての働きもあると!!知らんかった。

カルニチンを検索するとダイエット・痩せるというのがキーワードとして引っかかってくる。
私はラム肉が好きなんだが、そういえば、

羊の肉を食べると痩せますよ、そしてそれはカルニチンが含まれているからデ~す(*^^)v

と宣伝されていたことを思い出した。

関係ないが池袋が発祥で今は上野なんかにもある羊の塊を調理してくれる聚◯楼はコスパといい、美味しさといい。
なかなかなものである。
画像はわたしなんだけど、こんだけの量がわずか3000円未満である。安くて美味しいのに、量も半端じゃ無いから。3人以上で行ったほうが良いと思う。
恥ずかしいのでモザイクを掛けておいた(^^ゞ

他の料理も美味しい。
難があるとすれば、従業員も中国人だが、客も半分以上が中国人なので、ギャンギャンと無意味の騒ぐグループがいたりするとうるさいってことかな。
あと予約が必須なこと。フリで行くと入れないことが多い。

それでラム肉だが。
確かに満腹で吐きそうになるぐらい食べてもすぐにスッキリする。

これもカルニチンのせいなんだろうか?

タミイ静止画1

美味しいねえあそこ、また連れてって!


カルニチンとは

まずはウィキをみてみたい

カルニチン(carnitine)は、生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質で、アミノ酸から生合成される誘導体である。動物の体内で生合成されるため必須アミノ酸ではない

カルニチンは体内においてはほとんどが筋肉細胞に存在しており、筋肉細胞内において脂肪酸をミトコンドリア内部に運搬する役割を担う。その後、脂肪酸はβ酸化を受け酢酸にまで分解されながら、生成したアセチルCoAはクエン酸回路を通じてエネルギーに転換される。この脂肪酸は主に存在比率の多い長鎖脂肪酸であり、中鎖脂肪酸はカルニチンと結合せずにミトコンドリア膜を通過できることが知られているが、カルニチンと結合されてミトコンドリア内部に運搬されている中鎖脂肪酸も存在する。脂肪酸は細胞質ではコエンザイムA(CoA)と結合したアシルCoAの状態で存在するが、ミトコンドリア内膜を通過する際にはカルニチンと結合したアシルカルニチンの状態となっている。この転換の反応はミトコンドリア膜に存在する酵素により触媒されている。

アシルCoAはミトコンドリア外膜に存在する酵素CPT-Ⅰ(カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠ(またはカルニチンアシルトランスフェラーゼともいう))の作用により、カルニチンと結合したアシルカルニチンへと転換される
アシルカルニチンはCACT(カルニチン-アシルカルニチントランスロカーゼ)を通過して、ミトコンドリア内部に運搬される。
ミトコンドリア内膜内部に存在する酵素CPT-Ⅱ(カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅡ)の作用により、アシルカルニチンはアシルCoAへと転換される。
フリー体となったカルニチンは細胞質に戻る。

このウィキの説明ってわかりにくいようで非常に親切に説明をしてくれていて、引用する価値がある。

タミイ静止画1

ほんとおおお?わけわかんない

これをみると、カルニチンは脂肪を燃やすのに必須のアミノ酸であることがわかる。
タミイレベルの人達のためにウィキに書いていないことも混ぜて、簡単に流れをまとめてみたい。

タミイ静止画1

はあああ?

まず、普通のアミノ酸は体の構成物質になるけど。カルニチンはそうはならないだけでなく、「脂肪をエネルギーに変える」アミノ酸

筋肉内に多く存在するのは筋 肉にお け るエ ネル ギー発 生 に関 わっ てい るか ら。
また,約10%は,ア セチル 化 され たアセ チル カル ニチ ン と して存在 す る。

また体内で「リジン」と「メチオニン」というアミノ酸から合成されるから、必須アミノ酸じゃないけど。
体内合成速度があまり早くないので不足しがちだということと、20台をすぎると体内生成量は減っていくので30台以上はサプリとして摂取する価値がある成分といえる。

 

脂肪をエネルギーに変えるカルニチンの働き

脂肪がエネルギーに変えられるまでは以下。

脂肪細胞から「脂肪酸」が放出⇒血液に乗って細胞内にある「ミトコンドリア」(エネルギー工場)に運ばれ、エネルギーに変えられる。

この過程にカルニチンが重要な役割を果たす。

①というのは脂肪酸を分解してクエン酸回路でエネルギーとして活用されるべきCoA(コエンザイムA)は、そのままではミトコンドリアに入り込むことができないので、「アシルカルニチン」変換される必要がある。

その過程は以下。

脂肪酸が分解されてできたアシルCoAとカルニチンを結びつける酵素(CPTⅠ)をカルニチンが触媒となって生成。
脂肪酸⇒「アシルCoA」に変換⇒それがCPTⅠを媒介としてカルニチンと結びついて「アシルカルニチン」になる。
その上でアシルカルニチンはミトコンドリアに運ばれる

                                  ⬇

ミトコンドリア内のアシルカルニチンは、ミトコンドリアに入り込むという役割を終えたので、CPTⅡという酵素によってアシルCoAとカルニチンとに分解され、元にもどる。エネルギーのもとを運び終えたカルチニンはフリーになって細胞質に戻る。
アシルCoAはアセチルCoAとなり、TCAサイクルに取り込まれてエネルギー化されると、

なお酵素(CPTⅡ)もカルニチンがば媒介となって作られる。

このアセチルCoAこそが最重要なものなんだけど、それは別記事にする。

と、こうやってみていくと(というかほんの略式だけど)カルチニンは脂肪の燃焼(代謝)にとって非常に重要な役割を果たしていることがわかる
カルチニンが無いと体内の脂肪は燃焼させられないのである。

もし脂肪が燃やせなかったら脂肪は体脂肪に逆戻り。ということなんで。全く驚くべき重要な役割をになっているのであった。

 

マリちゃん静止画1

痩せるんだったら飲んでみたい、少し太っているから。ガッチャン買って

マリちゃん静止画1

十分スタイルは良いと思うけどねマリちゃんは。中国とスペインの混血だから。日本の女性にそんなこと言ったら怒ると思うよ。写真一枚貼っとく

 

カルニチンで本当に痩せるのか?

カルニチンが脂肪燃焼に重要な役割を果たしていることはわかったが。
それでカルチニンを経口摂取して果たして痩せるものだろうか?

最近は知識が深まってきているんで、体内で重要な働きをしていると言って必ずしもサプリが効果があるとはいえないとわかっている。

グルコサミンとか、コラーゲンなんかその詐欺的一例だけど。

関節の痛みに効果がありそうなサプリや医薬品を調べてみたが コンドロイチン・グルコサミン効果が怪しすぎてびっくり?

ウィキをみてみたら。

安定同位体13Cを用いた厳密な試験において、運動を伴わない健常人被験者にて、経口摂取したカルニチンにより脂肪燃焼が促進されることが、Wutzkeらにより2004年証明された。

サプリとして飲むと痩せることは確かなようだ・・・・・・・・でも

abカルニチン-海外の情報-医療関係者の方へ -「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業の報告を読むと、たしかにカルニチンには様々な効果があるが、カルニチン自体は体内で不足することがないという報告もされているようだ。
だから別にカルニチンをサプリで摂取したところで痩せるわけじゃないというわけである。

このサイト。非常に辛口なんだがお勧めだ。公的機関の物はほとんど厳しすぎるほど厳しい。

またいつもわたしが参考にしているカルニチン – 「健康食品」の安全性・有効性情報 (国立健康・栄養研究所)では。

脂質代謝に必須であることから、俗に「ダイエットに効果がある」「脂肪を燃やす」と言われているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータは見当たらない。一方、循環器への効果が期待され、慢性安定狭心症患者の運動耐性向上、うっ血性心不全患者の症状改善、心筋梗塞発作後の合併症や死亡率の低減に有効性が示唆されている。

経口摂取で運動能力や持久力の向上には効果がないことが示唆されている。

ということで、バッサリと切り捨てられている。

とは言えそれら辛口の評価は、今のところその効果が立証されるに足る十分な研究結果が出ていないという事を言っているのであって、中にはかなり期待させる研究報告も見受けられる。

例えばこれなんか。

L‐カ ル ニ チ ン- 注 目の生 体 内ア ミノ酸-という論文であるが。 

4.ヒ トに おけ る:カル ニチ ン摂 取 の効果
4.1筋 肉の運動 能力 の 向上
カルニ チ ンは,ミ トコン ドリア にお け る脂 肪酸 か らのエ ネル ギー発生 に深 く関 わ って い るこ とか ら,運 動との関係 が最 も注 目され,てい る。
1980年 の モス クワ オリン ピ ックで,カ ルニ チ ン をサ プ リメン トとして利 用した イタ リアチー ムが好 成績 をあげ た こ と,
さ らに同じイ タ リア チー ムが1982年 の ワー ル ドカ ップサ ッカー で優 勝 した こ とか ら,一 躍 有名 に な った。

この報告書、さまざまな図を用いて解説しているが、図は直接サイトでご覧いただきたい(リンク切れ)

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疲労 性筋 肉痛 とカル ニチ ン摂取 との関係 を示 した もので,1日 に3gの カル ニチ ンを3週 間摂取 した群 は,非摂取群 に比べ て 筋 肉痛 を著 し く低 く感 じて い る。 これは,筋 肉で のエ ネル ギー発 生 が円滑 に行 われ た結果 と考 え られ る。
この こ とか ら,米 国 では,ス ポー ツ選 手用サ プ リメン トとして,様 々 な製 品が販 売 されて い る。

4.2体 重 ダ イエ ッ ト効 果
カル ニチ ンは,脂 肪 の エネ ル ギー 発生 に関与 す る ことか ら,日 本 で は体 重 ダイエ ッ トに対す る期待 が 高 まってい る。
体 に貯 ま った脂 肪 をカルニ チ ンが分 解 してくれ るので はな いか とい う期待 であ る。

しか し,現 在までに これ を裏 付 け る実験 デー タは無 い。(T_T)

摂取 エ ネルギー 制 限,運 動 と併 用 した と きの デー タ を図6に 示 した。
エ ネル ギー制 限 と運動 の みの群 に比較 して,カ ルニ チ ンを摂取 した群 は,体 重減 少量 が 多い。
豚 で,脂 肪 の燃 焼 を調べ た ものが 図7で あ る。 カルニ チ ン給餌 に よ り脂肪(パ ル ミチ ン酸)の 燃焼 量 が増加 して い る。
ヒ トで(カ ルニ チ ン摂 取 に よ り脂 肪 の燃焼が促 進 され,体 脂肪 の 減少 と体重 の減 少が確 認 された図7.豚 におけ るカルニチン投与が脂肪酸(パル ミチン酸)燃 焼 に及ぼす効 果)が確認される 日 も近 い と期待 して い る。

タミイ静止画1

でも全然効果ないわけでもないみたいね

ということで。やせるということについては医学的な実証例は殆ど無いようなんだが。筋肉内でのエネルギー発生については円滑になるようだね。
医薬品が万能でないことはわたしもわかってきた。
もちろんエビデンスがはっきりしているもののほうが良いけどね。

ただ、医学が本来の成分の効果を後追いしてエビデンスを発見しているという事実もある。

だからわたしとしてはサプリで摂取する価値はあると見た。

問題はどうやって体内のカルチニンの量を増やすかということだね。カルチニンをサプリで摂取する以外に他にも方法があるのかもしれない。

先程カルチニンの体内量が減らないという話もあったが、一方で歳を取ると確実に減っているという臨床例もある。

グルタチオンのときのようにカルチニンの量を増やす方法もあるのかもしれない。
またアセチルカルニチンの働きにも興味がある。

なので今回はここで一旦閉めて。
もう一回何処かでカルチニンについて深掘りをしてみたい。

今回は疲れたからここまで。

追記2018-04-21

Primaforce, Alcar、アセチル-L-カルニチン、味付け無し、パウダー、 250 g

カルニチンは非必須アミノ酸です。Cカルニチンは脳、肝臓、腎臓でアセチル-L-カルニチン (ALCAR)にアセチル化されます。

アセチルL-カルニチンHCl 500 mg

¥2,288 一日のコスパ6円弱 めちゃくちゃコスパよし

コスパの点から言っても摂取する価値はあると私はおもう。